神戸学院大学

経営学部

経営学部の辻ゼミ生が神戸マルイで学会の発表をパネルにして展示しています

2023/08/01

学会発表をパネルにして展示している辻ゼミ(右が谷川さん、左が宗川さん)
学会発表をパネルにして展示している辻ゼミ(右が谷川さん、左が宗川さん)
壁面にパネルが並ぶ会場
壁面にパネルが並ぶ会場
壁面のパネル
壁面のパネル
壁面のパネル
壁面のパネル
壁面のパネル(趣旨説明も)
壁面のパネル(趣旨説明も)

経営学部の辻幸恵教授の3年次生ゼミが神戸市中央区三宮町の神戸マルイ1階で、日本繊維製品消費科学会年次大会(6月下旬、オンライン開催)にて口頭で発表した内容をパネルにまとめ、壁面に展示しています。展示は8月28日までです。

内容は「フェアトレードコーヒー 生産国ごとの味の違いについて」「大学生のカフェの利用目的調査」「コンビニエンスストア利用に対する大学生の選択基準」「大学生のNetflix利用率について」「日本酒の人気と酒類市場への一考察」「アクセサリーに対する男女の意識について」の6枚です。学生の学会参加と展示の趣旨についても説明しています。展示を担当した谷川真菜さんと宗川美波さんは「関連するテーマのパネルを隣に並べるなどして、ご来場者の導線を考えて掲示しました」と、話していました。

「フェアトレードコーヒー 生産国ごとの味の違いについて」は昨年12月に学生40人に実施した調査により、消費者は生産国ごとの味の違いを判別しているという仮説を裏付けることができました。「提供する側と消費者とでは味に対する評価は異なる」という仮説もその通りの結果となり、比較的苦みが少ない生産国のコーヒーのはずなのに、苦いと判断している例もありました。理由は「コーヒーは苦いというイメージが他の風味をじゃましていたのではないか」と推測しています。こうした結果から、フェアトレードコーヒーをもっと普及させるには「シチュエーションごとに提供するコーヒーを分別することを提案し、味の良さをアピールする販売戦略を立てる必要があると結論づけました」と、担当した谷川さんは話していました。

巣ごもり生活の若者が増える中でカフェの需要を探る「大学生のカフェの利用目的調査」は昨年12月に学生276人に実施した調査の結果を紹介しています。カフェの利用目的は「友人との会話」(95人)、「勉強、作業」(38人)、「すき間時間(の利用)(29人)」、「気分転換」(27人)が「ランチ」(25人)、「スイーツ」(20人)を上回りました。飲食よりも、対人関係を結び、学びの場として落ち着ける空間を求めていることが分かりました。利用に際して重視しているのは「低価格」、「入りやすさ」、「雰囲気、おしゃれさ」だとし、カフェの利用を増やすには、時間制の飲み放題の導入や充電スペースの設置などが考えられると提案しています。担当した宗川さんは「同じ目的の人が入りやすい空間の提供が重要で、書店や映画館にカフェを併設するなどの戦略が必要だと考えます」と話していました。