経営学部の辻ゼミ生が地元企業2社と連携して神戸市立義務教育学校港島学園の6年生に消費者教育の授業を実施しました
2024/01/16
経営学部の辻幸恵教授の3年次ゼミ生が地元金融機関の「株式会社みなと銀行」、食育などに携わる「株式会社omochi」(神戸市灘区)と連携して1月15日、神戸市立義務教育学校港島学園小学部6年生児童に消費者教育の授業を実施しました。
文部科学省の「『持続可能な地域社会の実現に向けた消費者教育及び環境教育推進事業』における成年年齢引き下げを踏まえた効果的な消費者教育実践モデル構築」に採択された取り組みです。
最初にomochiの土井仁吾代表取締役社長に「フェアトレードって何? 大学生と一緒に考えてみては」と題し、授業の趣旨を説明してもらいました。児童代表も「楽しい授業だと聞いていますので、期待しています」と、あいさつしました。
2グループに分かれ、大講義室では、1000円の予算でカレーを作るため食材を4種類選ぶという土井社長から提起された課題に取り組みました。同じ牛肉でも神戸ビーフ、国内産、外国産があり、価格もさまざま。野菜も被災地支援、有機栽培、規格外、兵庫県産などの選択肢があり、児童は頭をひねって選んでいました。選んだ理由を近くの人と話し合ってもらい、発表してもらいました。土井社長は「被災地支援、有機栽培、規格外の食材は社会に役立ち、環境を保全するけれども、予算との兼ね合いがあります」と、消費者として買い物時に考えないといけないことを伝えました。
別の教室では、ゼミ生がグループごとに「フェアトレードすごろく」やカードゲームなどを用意し、開発途上国の原材料や製品を適正な価格で購入し、途上国の生産者や労働者を支える「フェアトレード」などについて学んでもらいました。
最後にゼミ生を代表して中畑皓太さんが「みんなに楽しんでもらえて良かったです。今日学んだことを生活にも生かしてもらえたら」と、あいさつしました。みなと銀行地域戦略部の楡井義丈部長からも「会社はお金を稼ぎますが、自分たちだけが稼げばいいのではありません。地震の被災者などみんなのことを考えなければいけません」とのあいさつがありました。
授業の模様はJ:COMチャンネル(地デジ11チャンネル)で1月27日(土)・1月28日(日)の①11時②17時③20時30分と1月29日(月)~2月2日(金)①7時②11時③20時30分に「ジモトトピックス」として放映される予定です。場合によっては変更もあります。放送エリアは神戸、芦屋、三木、宝塚、川西、三田、猪名川の各市町です。