経営学部の辻ゼミ生が若者に人気のトレンドをテーマに神戸マルイでパネル展示を始めました
2024/02/05
経営学部の辻幸恵教授の3年次ゼミ生が日本繊維製品消費科学会年次大会(昨年6月、オンライン開催)にて発表した内容をパネルにまとめ、若者に人気のトレンドを共通テーマに神戸市中央区三宮町の神戸マルイ1階で2月5日から展示企画を始めました。昨年8月にも一部展示していましたが、第2弾の今回のパネルは前回と同じ3枚に加え、新たな3枚を紹介しています。2月27日から再び一部パネルを入れ替え、展示は3月18日までです。
小野未来さんと宮脇美佳さんが壁面での展示を担当しました。「古着に対する意識とサステナブル社会への関与行動の調査」を担当した小野さんは、「古着のレトロな感じ、リーズナブルな価格、個性的なファッション性が今、若者の間でちょっとした人気を集めています。はきつぶしたジーンズなどもレアで、SNSなどで発信する人も増えています。古着の利用は、ごみ減量にもつながります。私自身は利用していませんが、友人の多くが利用しています」と、関心を持った理由を述べました。
小野さんと天川榛菜さんは2022年12月に実施した大学生150人に対するアンケート調査の結果を、古着を購入した経験の有無、古着を購入する理由など質問項目別にグラフで紹介しました。「大学生は古着の購入は積極的であるが、古着を通じてのサステナブル社会に対する貢献(具体的には古着の提供)には消極的であると考えられる。衣類の廃棄により発生する環境問題をより多くの人に知ってもらえれば、サステナブルの理解から積極的になると考える」と考察で、まとめました。
ほかに新規に展示したパネルは、「大学生のNetflixの利用率について」「化粧のメイク方法と心理との関係について」。「日本酒の人気と酒類市場への一考察」「大学生のカフェの利用目的調査」「コンビニエンスストア利用に対する大学生の選択基準」の3枚は前回に次いで再度展示しています。