経営学部の辻ゼミが神戸マルイで神戸珈琲と連携してフェアトレードのPR展示を実施しています
2024/04/08
経営学部の辻幸恵教授の3年次生ゼミが4月8日、神戸市中央区三宮町の神戸マルイ1階で、フェアトレードをテーマに株式会社神戸珈琲と連携した展示企画を始めました。5月2日までの予定です。
フェアトレードについて、辻ゼミでは「発展途上国の経済的社会的に弱い立場にある生産者と強い立場にある先進国の消費者が対等な立場で行う貿易」だと定義づけています。商取引や買い物を通じて途上国の生産者らを支援する仕組みです。辻ゼミではフェアトレードを若い世代に普及させようと、イベントでの出展や大学での授業を通じてPR活動を続けています。
会場の壁面に展示したパネルで国際フェアトレード認証ラベルや、フェアトレードの詳細、フェアトレードコーヒー(の販売や購入)がもたらす効果、生産者の声などを紹介しました。また、神戸珈琲が販売しているフェアトレード認証商品のコーヒーをテーブルの上で趣意書とともに展示しています。
リーダーの竹内千晃さんは「高校時代に神戸珈琲でアルバイトした経験があります。同社のフェアトレードコーヒーについて知ってはいましたが、パネル展示を通じてより深く知ることができました。コーヒーを飲むのも好きで、雰囲気の良い喫茶店にも時々行きます。フェアトレード商品の中でもコーヒーを選んだのは神戸港からコーヒー豆が日本に輸入された長い歴史と神戸の喫茶店文化の奥深さを知ってもらいたいと思ったからです。買い物の途中にぜひお立ち寄りください」と呼びかけています。
神戸珈琲製造・商品部主任の髙橋崇一さんは「展示会場は若い世代のお客さんがよく通られますので、フェアトレードの意味と商品の優れた点をアピールするには良い機会です。学生の皆さんのアイデアや工夫から企業も勉強になることが多いです」と話していました。
辻ゼミは、5月4日、5日、神戸市中央区小野浜町のみなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)で開催される「アースデイ神戸2024」で神戸珈琲が出店するブースでもフェアトレード商品のコーヒーや紅茶、エコなボトルを販売し、アンケートかクイズでフェアトレードについての認識を高めてもらう予定です。