京都府内の中小企業の経営改善などの支援を実効あるものとする「京都再生ネットワーク会議」の会合が７月11日、京都市下京区の京都信用保証協会で開かれ、経営学部の石賀和義教授がゲストスピーカーとして講演しました。

「京都再生ネットワーク会議」は、2004年以来、京都信用保証協会を事務局として全国に先駆けて設立された、地方自治体・地元金融機関・支援機関が連携するネットワークで、地域の中小企業の経営改善と事業再生を促進することを目的としています。

会合では各機関の実務担当者が参加しました。石賀教授の講演テーマは「金融機関の再チャレンジ支援とデジタルトランスフォーメーション」で、事業再生・廃業支援やデジタルトランスフォーメーションの最近の進展について、金融機関の具体的な取り組みを紹介しました。

石賀教授は、「中小企業はゼロゼロ融資で一息ついていたが、アフターコロナの企業支援では、経営者保証ガイドラインの活用の積極化やデジタルトランスフォーメーションの導入など、さまざまなソリューションの提供が重要となる」と話しました。

講演後、参加者からは、「短時間で的確な情報を伝える石賀教授のプレゼンテーションに感銘を受けました」という意見が寄せられました。また、「もっと意見交換ができる時間が欲しかった」という要望もありました。

石賀教授の講演は、参加者にとって刺激的で有益な情報を提供し、地域の経済再生に向けた取り組みに新たな視点をもたらしました。