経営学部が「KOBEスマートシティ推進コンソーシアム」会員企業の講師招き、特別講義を実施しました
2022/11/24
経営学部が「KOBEスマートシティ」実現を目指す企業の取り組みを学ぶ特別講義を実施しました
「KOBEスマートシティ推進コンソーシアム」が今年3月に発足し、本学も正会員になったことを受け、経営学部が11月18日、取り組みについて学生に周知するためにポートアイランド第1キャンパスで「神戸企業のスマートシティの取り組み」をテーマに特別講義を実施しました。
2年次生対象「基礎演習Ⅱ」の授業で、17のゼミから多数の受講がありました。講師はいずれも同コンソーシアム正会員企業、株式会社アシックス事業推進統括部インキュベーション部の勝真理部長と株式会社デンソーテン新事業推進本部イノベーション創出センターの山田浩シニアエキスパートで、司会は同コンソーシアム運営委員長を務める齋藤政彦教授が担当しました。
同コンソーシアムは、データやデジタル技術の活用により、神戸市や会員企業、研究機関などが連携して、健康、Well-Being(市民の幸福感)、観光(三宮・ウオータフロント開発)、医療などの分野で豊かさと利便性を向上させて地域課題を解決するために、さまざまな取り組みを進めており、本学も正会員として参加しています。本学が来年度から新設する経営学部データサイエンス専攻では、専門科目の講義でコンソーシアム会員企業や地方自治体のデータ活用の事例を取り上げる予定です。
講師2人からは、会社と業務の説明に続き、「KOBEスマートシティ」の実現に向けて、それぞれ準備中のプロジェクトの説明がありました。まず、「アシックス」の勝部長は、神戸市民と同市への来訪者の健康増進を目的に神戸市内にあるランニングコースについてイベントなどを通じて周知させたいとの意向を示しました。蓄積してきた体力測定などのデータをヘルスケアコンテンツの提供などに生かす計画にも触れました。本学もアシックスのプロジェクトに関して「アイデアソン」などへの参加を予定しています。
一方、「デンソーテン」の山田シニアエキスパートからは、市街地の混雑解消とCO2の低減、市民や観光客がワクワクと楽しめる街の移動を支援することを目指し、ポイントやクーポンを付与することで人の流れを変える「三宮・元町・ウォーターフロント回遊支援サービス」の説明がありました。具体的には、開発したiPhoneアプリで近く実証実験する「KOBE回遊支援サービス:Be Kobe Fun!(仮称)」での学生への参加協力要請がありました。