経営学部の辻幸恵教授の３年次生ゼミが４月17日、神戸市中央区三宮町の神戸マルイ１階で「春！応援！」をテーマにしたお薦め商品の展示販売を始めました。５月14日まで実施しています。ぜひお立ち寄りください。

誰かを応援することをコンセプトにした商品の紹介と販売です。京都のフェアトレード商品販売店「シサム工房」とのコラボ企画で、中央のテーブルに同店から仕入れた商品を並べました。

目玉商品のシリア・アレッポの石けん（630円税別）は、地中海地方原産のオリーブオイルやローレルオイルを原料に作られ、１個購入ごとに10円がシリアの地震被害者への支援に充てられます。添加物は使われていません。木版に染料をのせて手作業でスタンプを押していくインドのブロックプリント技法を使い、日本人女性がデザインしてインド北部のラジャスタン地方で生産されたガーゼハンカチ（1200円税別）は女性の生産者の自立支援に役立ちます。

辻ゼミでは、貿易の不公正・不均衡を開発途上国の産品を購入することで正すフェアトレード商品の普及と販売に引き続き取り組んでいます。いずれもフェアトレード商品のオーガニックの紅茶（765円税別）、ブロックプリントのコットンハンカチ（1300円税別）の購入は現地の生産者を支えます。

壁には、「ブロックプリント」やシリアの首都ダマスカスと並ぶ世界最古の都市で、せっけん作りが地場産業になっている「アレッポ」、農薬や化学肥料に頼らない農林水産業や加工方法「オーガニック」についての説明をパネルにして掲示しました。生産者の声などもパネルで紹介されています。

リーダーの池田政輝さんは「春休み期間中から準備を進めてきました。新生活を始める生徒・学生や社会人を応援したい気持ちも込めました。アレッポのせっけんは全身を洗えます。分かりやすいパネルの製作と会場レイアウトにも工夫しました」と話していました。