神戸学院大学

被災地支援活動

令和6年能登半島地震 被災地支援学生ボランティア 第6クール

日時 2024年10月18日(金)~20日(日)
場所 石川県能登町・穴水町被災地
主催 神戸学院大学 災害支援対策本部会議
協力 (株)ぶなの森、神戸学院大学教育後援会、神戸学院大学同窓会
参加者 学生10人、引率2人 計12人
学生所属:法学部2人、経済学部1人、人文学部2人、現代社会学部2人、グローバル・コミュニケーション学部2人、総合リハビリテーション学部1人
引率所属:現代社会学部1人、学生支援グループ(ボランティア活動支援室)1人
交通 大阪駅~金沢駅 JR特急&北陸新幹線、現地マイクロバス移動
宿泊先 10/18・19(2泊) セミナーハウス山びこ(能登町)ほか

行程

10月18日(金)

時間 内容
18:20 大阪駅集合(中央改札外)アントレマルシェ前
18:42 大阪駅発 サンダーバード43号
20:07 敦賀駅着
20:22 敦賀駅発 北陸新幹線つるぎ44号
21:06 金沢駅着
21:30 駅前宿泊施設泊、宿舎で打合せ

10月19日(土)

時間 内容
07:00 マイクロバスで宿泊施設出発
10:00 【活動】被災家屋(能登町柳田)
    *地震と水害の古民家片づけ(一人暮らし高齢者女性)
  • 2階から1階へ家具(桐たんす5ヶ、大量の衣類)を下ろす。
  • 1階床下浸水箇所の消毒など。
震災以降、2階に上がることが怖くなり、1階で生活ができるようにしたい。
12:00 昼食休憩
13:00 【活動】川畑農園(能登町曽又)
*ビニールハウス内全体にはびこる雑草の駆除、苗プランター約100ヶの洗浄
本来なら春先に済ませておく作業だが、震災で作業が遅れて放置していた。
16:00 活動終了
17:00 セミナーハウス山びこ(能登町黒川)到着、宿舎で夕食、翌日打合せ

10月20日(日)

時間 内容
08:30 宿泊施設出発、マイクロバスで移動
09:00 【活動】「ケロンの小さな村」(能登町斉和)整備活動
*震災で被害のあった子どもの森活動での活動。
頂上エリアの桜植樹の準備、震災で崩れた原木シイタケの榾木の並べ直しなど。
12:00 昼食休憩@ぶなの森事務所(能登町当目)
13:00 活動先を出発
13:30 銭湯(のとふれあい文化センター 穴水町内浦)
14:30 あなみずスマイルマルシェ(仮設商店街 穴水町大町)、周辺被災地視察
15:00 出発
17:30 金沢駅到着
18:50 金沢駅発 北陸新幹線つるぎ43号
19:32 敦賀駅着
19:44 敦賀駅発 サンダーバード44号
21:09 大阪駅着 解散

活動の様子

【10/19 地震と水害の古民家片づけ(能登町柳田の一人暮らし高齢者女性)】

立派な古民家、水害で浸水している
屋内で活動の打合せ
5棹の桐たんすを1階へ運び降ろす
浸水した縁側や土間の洗浄、消毒作業

【10/19 被災農園での活動(能登町曽又)】

ビニールハウスにはびこる大量の雑草を駆除
見事に駆除ができました
苗用のプランターを洗浄しました

【10/20 「ケロンの小さな村」(能登町斉和)整備活動】

小学校校長先生が退職後に山を買い取って子どもための施設を作った
穴を掘って、肥料をいれました
山の斜面で、11月の子どもたちの桜植樹の準備作業
原木シイタケの榾木の並べ直し
巻き割り作業

【10/20 あなみずスマイルマルシェ(仮設商店街 穴水町大町)、周辺被災地視察】

お店が地震で倒壊した方が出店している仮設商店街
穴水町被災地、解体中の家屋
解体後は更地となっていた

参加学生の学び、気づき *事後アンケートから一部抜粋

  • 能登半島地震から約10ヶ月、水害から約1ヶ月が経過していたが、自分が思っているよりも作業が進んでいないことにショックを受けた。特に9月の豪雨水害による個人家屋への被害状況は酷かった。
  • 6月の能登の視察写真と同じような光景を目にするのかと想像していたら違っていた。壊れかけの建物は少なく、ほとんどが更地に整備されていたがとても閑散とした雰囲気だった。
  • ビニールハウス周辺にも雑草が生い茂っていましたが、本来はその雑草の刈り取りは春先にやる作業で、震災の影響で本業である畑やその周辺にも手がつけられず、あの状態になっていた。
  • 被災者の方と関わりを持つことを意識して活動した。お世話になった被災者の方から「神戸も復興したから、能登も頑張らないといけない」という力強い言葉をもらえ、活動したことの達成感を感じることができた。
  • 1人では難しい所も大人数でかかれば早く終わると言うことを実感しました。被災者の方も、大人数で取り掛かるとあっという間に終わって驚かれている場面もありました。学生の活動は被災地を大きく変える事は出来なくても、被災者一人ひとりの生活をサポート出来ると感じました。
  • 初対面の学生同士の活動でしたが、行く前はコミュニケーションの事など心配していたこともありましたが、お互いに周りを見ながら声かけが出来ていた。
  • 今回はリーダーという立場での活動でした。その中で、皆のことを考え被災地の人々のことを考えて活動していると、どこかで自分の気持ちや考えなどを後回しにしてしまう事が多かったため、もう少し自身の言動などに自信をもった方がいいなと感じました。こういったリーダーという立場で活動をしないとわからなかったことなのでとてもいい経験になりました。