神戸学院大学

被災地支援活動

熊本地震被災地支援ボランティア「阿蘇・熊本支援春のプログラム」

日時 2020年2月20日(木)~24日(月・祝)4泊5日(2泊は船内泊)
場所 熊本地震被災地(阿蘇市・南阿蘇村 他)
主催 神戸学院大学災害支援対策本部会議(本部長=学長)
担当 学生支援センター(ボランティア活動支援室)
協力 熊本YMCA阿蘇キャンプ場、阿蘇神社門前町商店街、東海大学学生グループ阿蘇復興の道、神戸学院大学同窓会・教育後援会

1. 活動先

阿蘇市内牧農家、阿蘇神社門前町商店街、阿蘇YMCA 他

2. 参加者

学生9人(法2、経済1、人文3、心理1、総リハ1、現代社会1)
引率者1人(KAC学生支援グループ職員)

3.活動内容および参加

2/21(金) 熊本YMCA職員の案内で、阿蘇市、南阿蘇村視察
      村上農園(阿蘇市内牧)で活動(イチゴ・ビニールハウス) 他

2/22(土) 東海大学生の案内で、東海大学阿蘇キャンパス等の視察・交流

2/23(日) 阿蘇神社門前町商店街にて、復興祭りの手伝い

4.交通

フェリー(さんふらわあ)神戸港⇔大分港
現地移動はマイクロバスを使用

5.宿泊先

熊本YMCA阿蘇キャンプ場 熊本県阿蘇市車帰358 TEL:096-734-0811

6.行程

  • 2/20(木) 16:45 JR住吉駅 改札前集合 ⇒ 18:00 神戸港 ⇒ 19:00 出航
  • 船内でスケジュール確認等打ち合わせを実施

2月21日(金)

時間 内容 備考
06:20 大分港到着 フェリー(さんふらわあ)
07:00 大分港発→マイクロバスで移動
09:30 阿蘇被災地の視察
12:00 昼食休憩
13:00 村上農園(阿蘇市内牧)イチゴのビニールハウスで作業
16:00 活動終了、大観峰へ
17:00 宿泊所着 阿蘇YMCA
19:00 ミーティング、就寝

阿蘇被災地の視察

阿蘇の景色
大観峰から一望

村上農園のイチゴのビニールハウスでの様子

広大な阿蘇の農業地域
このビニールハウスが活動場所
作業の説明を受ける学生
初めての経験も、手慣れてきた
ハウスのなかは蒸し暑い
作業完了で、ご褒美をいただきました

大観峰での様子

阿蘇の景色
大観峰から一望

2月22日(土)

時間 内容
09:30 阿蘇YMCA(宿舎)にて東海大学生と合流
10:00 マイクロバスで移動、歩いて被災地を巡る
12:00 阿蘇観光を通して東海大生と交流
17:00 宿舎到着
20:00 ミーティング、就寝

阿蘇キャンパス周辺を歩き、
当日の被災の状況を語る学生

2月23日(日)

時間 内容
08:00 阿蘇神社門前商店街へ出発
08:30 復興イベント「牡蠣祭り」準備手伝い(テーブル、椅子の配置 他)
10:00 牡蠣祭り開始
15:00 後片付け
15:30マイクロバスで大分港へ出発
18:00 大分港到着
19:15 大分港出航(フェリー:さんふらわあ)
船内で、事後研修会を実施
  • 2月24日(月) 06:35 神戸港到着 下船後 解散
豪雨災害被災地の広島県江田島との協同企画
販売される大量の牡蠣

いろんなブースで販売手伝い

テーブル、椅子の配置
火起こしの手伝い
店のポップ作り
あちらこちらで、緑のユニフォームが目立っていた
たくさんのお客さんで賑わっていた

学生の気づきや学び(リーダーの総括)

(1)事前準備について

現地に出発する前に約1か月前から計4回の事前ミーティングを実施した。学生スタッフと一般学生が集まり、顔合わせや現地の活動案を出し合った。意識の高い学生が多く集まったのか、今まで参加してきた現地プログラムに比べ、ミーティングの出席率が非常に高かった。そのため、参加者全員がプログラムの内容を事前に把握することができた。

(2)農業支援について

活動初日にYMCAさんのご紹介で、農業支援(村上農園さん)を訪れた。いままで仮設住宅や公営住宅での活動がメインだったため、農業支援は新たな取り組みだった。活動先は夏の中期プログラムと同じ活動場所であった。大人数の受け入れは可能なのか心配していたが、作業が短時間で大幅に進み、農園の方にも喜んでいただけた。次回のプログラムでも訪問したい。

(3)東海大学との交流について

活動二日目は東海大学の学生による語り部に参加した。夏のプログラムから今回が2回目となったが、学生同士が近い距離で会話をしながら震災について自分の目で見て感じ取れるため、今後も続けていきたい。また、神戸学院が実施している神戸招聘プログラムにも招待できるように大学同士の連携を作り上げていきたいと考えている。

(4)阿蘇神社商店街での活動について

活動最終日は阿蘇門前町商店街を訪れ、商店街で開催された牡蠣まつりの運営を手伝った。夏に中期滞在したときにお世話になった方々が顔や名前を覚えてくださっていて、現地の方と学生のつながりができていたことに感動した。継続支援の意味を再確認できた。
震災から時間が経つにつれ、被災地からのニーズも変化する中で、自分たちに何ができるか、被災地のためになる活動はまだあるのか疑問を抱えていたが、現地の方(商店街の受入担当者の岩永さん)に「来ることに意味がある。震災から時が経っても被災地のことを忘れずにボランティアをしようと足を運んでくれるだけでうれしい」と言われ、継続支援の大切さを感じた。夏プログラムで長期にわたって現地に滞在したことで、神戸学院大学としてのつながりだけでなく、人とのつながりができたように思う。

以上