神戸学院大学

東日本大震災等の被災地支援活動

熊本地震被災地支援ボランティア「阿蘇・熊本支援夏のプログラム」中期滞在

日時 2019年8月22日(木)~9月2日(月)11泊12日(内2泊は船内泊)
場所 熊本地震被災地(阿蘇門前町商店街、西原村 他)

1. 活動先

阿蘇神社門前町商店街、南阿蘇、内牧、西原村 他

2. 参加者

学生3人(人文学部1人、現代社会学部2人)
引率1人(冒頭のみ、KAC学生支援グループ)
※ただし、最終的に短期滞在プログラムと合流し、その引率者2人

3.交通

フェリー(さんふらわあ)神戸港⇔大分港
現地移動は産交バス・タクシー・レンタカー・マイクロバスを使用

4.宿泊先

ASOSTAY zenzen 禅然  熊本県阿蘇市一の宮町宮地3054-6 TEL:090-4515-6932
阿蘇YMCA 熊本県阿蘇市車帰358 TEL:096-734-0811

5.行程

8月22日(木)

            
時間 内容
16:30 JR住吉駅 改札前集合
17:10 神戸港フェリー連絡バス乗車
17:30 神戸港(六甲アイランド)さんふらわあ乗り場到着
18:00 さんふらわあ乗り場で乗船手続き
19:00 神戸港 フェリーさんふらわあ 出航
船内でスケジュール確認、打ち合わせを実施
20:30 船内で食事

8月23日(金)

時間 内容
06:20 大分港着
大分駅着
9:14 大分駅発  JRで阿蘇駅へ
11:30 阿蘇駅着
阿蘇駅にてレンタカー手続き
12:00 阿蘇駅発
12:15 阿蘇神社着
宿泊先訪問 挨拶、宿泊費支払い
12:40 阿蘇門前町商店街着
阿蘇門前町商店街にて挨拶回り、昼食
14:30 阿蘇神社発
15:30 大観峰観光
19:00 宮ガーデンが雨天中止
職員は熊本学園大学の職員と会議、学生は商店街の方の食事会に参加、挨拶
21:30 宿泊先 禅然到着
22:00 ミーティング、就寝
阿蘇駅到着
あいにくの天気の中大観峰

8月24日(土)

 
時間 内容
9:00 宿泊先 禅然にて朝食
10:00 西原村へレンタカーで出発
10:30 西原村復興公営住宅に到着、8/31の活動のチラシポスティング
11:30 宿泊先 禅然着
14:00 ひばり工房へ出発(バス)
14:45 ひばり工房着、ひばりカフェ店長(池田様)に取材
15:45 ひばり工房発
16:00 阿蘇神社付近のカフェで軽食
17:00 宿泊先 禅然着
21:00 ミーティング、就寝
配布したチラシ
公営住宅の集会所前にて

8月25日(日)

時間 内容
7:00  宿泊先 禅然にて朝食
8:00  村上農園へバスで出発(トマト栽培の手伝いのため)
9:00 村上農園に到着、作業開始
15:00 作業終了
16:00 阿蘇カドリー・ドミニオンに到着(地元の方の送迎)
17:30 宿泊先 禅然着
21:00 ミーティング、就寝
 
お世話になった村上さんと原井川さん

8月26日(月)

時間 内容
9:00 宿泊先にて朝食
10:00 取材内容確認
12:00 宿泊先にて昼食
13:00 阿蘇とり宮、たのやの取材
災害班が行っている被災地応援物産展で販売している商品の取引先へ出向き、商品のおすすめポイントを取材し、今後の取引の交渉もおこなった。
15:00 取材終了
17:00 TSUTAYAと水の駅のコラボ企画会議に参加
商店街の方のご紹介で、阿蘇門前町商店街の方とニューコ・ワン株式会社が進める商店街復興支援プロジェクトの会議に特別に参加。「阿蘇神社 拝殿復興支援&門前町商店街活性化企画 アニメを使ったイベントのご提案書」をもとに、大学生の意見を是非聞きたいと、企画の説明を受けた。
20:00 宿泊先 禅然着
22:00 ミーティング、就寝

洋菓子店の「たのや」

精肉店「とり宮」

8月27日(火)

時間 内容
10:00 宿泊先にて朝食
11:00 30日実施予定の水の駅での縁日準備開始
商店街内の水の駅を作業場として使用(商店街の方の許可取得)
13:00 ダイソーへ備品買い出し(タクシー)
2人が買い出し、1人が水の駅に残り作業
17:30 水の駅での作業終了
18:00 宿泊先にて夕食
19:00 宿泊先で作業開始
21:00 ミーティング、就寝

8月28日(水)

時間 内容
10:00  宿泊先にて朝食
11:00 作業開始
14:00 水の駅にて作業開始
18:00 宿泊先 禅然着
20:00 ミーティング、就寝
水の駅にてボード作成中
水の駅にて花手水設置中

8月29日(木)

時間 内容
9:00  村上農園に向け宿泊先発(タクシー)
30日に水の駅で販売するトマトを村上様に提供していただく。
9:30  村上農園発(タクシー)
13:00 宿泊先の経営者の方(柴谷様)の送迎で内牧へ
13:30 内牧観光
shop&café 然で話題のスプーン曲げに挑戦(3人とも曲がらず)。
テレビでも紹介されたことのある、あか牛丼で有名な「いまきん食堂」で昼食
15:30 岡本酒店取材
被災地応援物産展で販売している商品「蛍丸サイダー」の取材を行い、販売経緯や、売上金の一部を阿蘇神社復興支援金として寄付していることに関して詳しい話を店主の岡本様に伺う。
16:30  取材終了、岡本酒店出発
17:00 内牧発(バス)
18:00  宿泊先着
19:30  ミーティング、就寝
 
曲がらなかったスプーンを持って
いまきん食堂のあか牛丼

岡本酒店で取材

8月30日(金)

時間 内容
9:10 短期組と合流
中期組2人と引率の職員1人がレンタカーでひばり工房へ取材へ向かう。残りの中期組学生1人、短期組学生、引率職員は門前町商店街にて縁日の準備開始。
10:00  ひばり工房にて取材
先日は社長様がご不在のため、再度訪問
店長の池田様にあか牛ウインナーのこだわりやおすすめの食べ方を取材する。今後の被災地応援物産展の取引の交渉も行う。
12:00 中期組と短期組合流
水の駅で子供を対象にした縁日を開催。(ヨーヨー釣り、射的、トマト販売)
3グループに分かれて順番に店番を行い、空いた時間で阿蘇神社参拝、門前町商店街付近の散策を行う。
13:30 内牧観光
shop&café 然で話題のスプーン曲げに挑戦(3人とも曲がらず)。
テレビでも紹介されたことのある、あか牛丼で有名な「いまきん食堂」で昼食
16:00 活動終了
短期組の学生、職員は宿泊先(阿蘇YMCA)に向けて門前町商店街を出発。短期組は商店街に残り、「宮ガーデン」の手伝いのためそのまま活動。
(宮ガーデンとは夏季期間の毎金曜日に商店街で実施される商店街の夜のイベント)
17:30 宮ガーデン開始(夕食を済ませる)
21:30 宮ガーデン終了、片付け手伝い
22:15 宿泊先着
23:00 ミーティング、就寝
観光客と会話する学生
ひばり工房で社長とともに
水の駅の前で集合写真

8月31日(土)

時間 内容
11:00 商店街、取材先に挨拶回り
12:00  宿泊先 禅然 チェックアウト
13:00 西原村へ出発
15:30 短期組と合流、短期組の活動先の片づけ手伝い
17:30 宿舎(阿蘇YMCA)到着
19:00 阿蘇YMCAにて夕食
21:00 ミーティング、就寝
阿蘇とり宮 杉本さん
丹波屋 岩永さん
岡本酒店 岡本さん
村上農園 村上さん
ひばりグリルにて

9月1日(日)

時間 内容
8:00 阿蘇YMCAにて朝食
8:40  南阿蘇村 旧長陽西部小学校へ出発
10:00 長陽駅にて東海大学学生による語り部
10:30 東海大学学生と交流&阿蘇観光
15:30 大観峰より大分港へ出発
18:10 さんふらわあ乗り場で乗船手続
19:15 大分港 フェリーさんふらわあ 出航
20:00 船内で夕食
21:30 船内で事後研修会を実施

9月2日(月)

時間 内容
6:35 神戸港着、解散

引率者(人文学部 井上豊久教授)からのコメント

  • 継続されている取材や広報活動の内容も学生に合った重要なものであり、阿蘇神社が復活すると成果はもっと明確になるのではと思われる。
  • 商店街を通る人に、どこから来たかを地図にシールを貼ってもらう作業は、ほとんどの人が協力してくださり、学生が企画した臨時店舗への参加誘導としても、本学の活動を知らせることからも有意義であったと思われる。
  • 大雨のため、急遽訪問した地元の駅長さん兼喫茶店経営の方からの無償の軽食提供・ 交流は、移住してきて地元で地道に頑張っている存在を肌で感じることができ、今後にいかされると思われる。
  • 今回の活動は、学生に対し、実践的で現実的な学びを提供し、地元への支援を学生という特質をもって行えたことは、非常に有意義であった。こういった本学の素晴らしい活動をできるだけ広く他の学生にさらに伝えるとともに、大学の活動としても社会へのアピールが一層効果的にできることが望まれよう。正直、粘り強い学生の活動の支援があって 成り立つものであり、大学スタッフのタフで繊細な対応が必要ではありますが、有意義な事業の継続が求められると思われる。

以上