被災地支援活動
7月16日(土)~17日(日) 平成28年熊本地震緊急支援ボランティア(第4陣)活動報告
標記の件、下記のとおり報告いたします。
日時 | 2016年7月16日(土)~17日(日) |
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場所 | 熊本地震被災地 |
主催 | 神戸学院大学 |
協力 | 九州ルーテル学院大学、熊本県立大学、阿蘇YMCA |
1.活動先
九州ルーテル学院大学(大学行事&交流)、熊本県阿蘇市(活動)、西原村(視察)
2.参加者
- 学生24人
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- 神戸学院大学学生16人
学生所属:法学部3人、経済学部2人、経営学部5人、現代社会学部5人、GC学部1人 - 九州ルーテル学院大学学生8人
- 神戸学院大学学生16人
- 引率者3名
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- 神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部 教員1人
神戸学院大学 経営戦略推進グループ 職員1人 - 九州ルーテル学院大学 教員1人
- 神戸学院大学 グローバル・コミュニケーション学部 教員1人
3.活動内容
7/16(土) | 熊本県立大学学生と交流、九州ルーテル学院大学夏祭り参加および交流 |
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7/17(日) | 阿蘇YMCAの紹介で、九州ルーテル学院大学学生と共に阿蘇市で支援活動 |
- 阿蘇市=一の宮神社の解体、お祭りの設営、家屋の片づけ
4.交通
伊丹空港 ⇔ 阿蘇くまもと空港
現地移動:マイクロバス(九州ルーテル学院大学) 他
5.宿泊先
ホテル本陣
熊本市西区二本木2丁目8-1 TEL096-354-9191
6.行程
【7月16日(土)】
時間 | 内容 | 備考 |
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07:00 | 伊丹空港 集合 ※先発隊 | バスチケット、飲み物購入 |
07:40 | 伊丹空港発 ANA521便
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08:30 | 伊丹空港 集合 ※後発隊 | |
09:05 | 阿蘇くまもと空港着(定刻より10分遅れ)※先発隊
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09:35 | 伊丹空港発 ANA523便
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10:40 | 阿蘇くまもと空港着 ※後発隊 | |
11:00 | タクシーで西原村へ移動 | 引率者はレンタカーで移動 |
11:20 | レストランしんで昼食、休憩 | |
12:15 | 徒歩で被災地視察
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14:00 | 西原村役場より空港へ移動 | |
14:45 | 空港より熊本交通センターへ移動 | |
16:05 | 熊本交通センターよりルーテル学院前まで移動 | |
16:20 | 九州ルーテル学院大学 到着 |
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17:00 | 夏夜祭へ参加 | |
19:00 | 交流・意見会 | |
20:00 | ホテル本陣へ移動 | |
21:05 | ホテル本陣 到着 | |
21:15 | 本日の活動の振り返りおよび明日の活動について | |
21:30 | 解散、および就寝 |
7月16日活動の様子
熊本県立大学生と交流
阿蘇くまもと空港
熊本県西原村の視察
第2陣の活動場所、参加学生が案内
その他の様子
7月17日(日)
時間 | 内容 | 備考 |
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07:00 | 九州ルーテル学院バスにて出発 | 途中コンビニにて昼食購入 |
07:30 | 九州ルーテル学院で学生8人と合流 | |
08:50 | 阿蘇YMCA到着 | |
09:00 | 阿蘇YMCAを出発し3班に分かれて阿蘇市の活動 ①一の宮神社の解体(9人)
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15:00 | 活動終了 | |
15:30 | YMCAに戻り、解散 | |
16:40 | ホテルエミナースにて入浴 | |
17:30 | 阿蘇くまもと空港 着 | |
18:15 | 熊本空港発 ANA528便 | |
19:20 | 大阪伊丹空港到着、解散 |
活動詳細(事後研修会にて学生から報告)
老夫婦宅の片付け
- 処分品と使うものに分けておられたので自分たちは使わないものを運んだ
- 使うものとしては、2階にあるベッドを解体して1階へ降ろした
- マットやタンスは窓から1階に降ろしたが、やり方がわからなかったのでインターネットで調べて、カーテンをタンスに巻き、ロープを使って降ろした
- 残っていた灯油はポンプで回収してYMCAに持って行った
地域のお祭りの手伝い
- 毎年開かれているものではなく、地震から3か月が過ぎたので住民の方々が抱えておられる、地震からくるストレスの解消と交流のために開かれた
- 男子…テント張り、グランド水はき、飾り付け
- 女子…看板の準備、出店の準備、浴衣の着付け、(他府県から届いたもの)
- 屋台は流しそうめん、焼きそば、氷、ポップコーン、冷やしぜんざいなど
神社の解体
- 前日に阿蘇YMCAの人たちなど8人で作業をしており、解体はすんでいた
- 山の上でトラックが入れないため、途中まで人手をいれての廃材等の運びだし作業だった
- バケツリレーのようにひたすら廃材を降ろす作業をした
7月17日活動の様子
被災した神社の解体のお手伝い
7/20(水)事後研修会から(一部)
現地の状況について
- 前回尋ねた時と同じような被害の姿のままだった、熊本地震の大きさを感じた。
- タクシーの運転手さんから聞いた話では、住民は数日前に仮設住宅に移動した人がほとんどだが、しかし家をどうするかは見通しが立っていない。あの村がそのままなのかと思うと不安を感じた。
- 家がここまで壊れるものなのか、どれだけの恐怖を感じただろうか・・・。
- 第2陣で訪れたボランティアセンターはなくなっていた。人もいないが、解体途中の家が放置されているような状態でびっくりした。現地は時間が止まっているような違和感を覚えた。
現地の大学生との交流について
- ルーテル大学の西先生や大学生から聞いた話…学生は自ら物資の呼びかけを始めた。自分たちが同じようにできるのか!? とても頼もしかった。
活動を通して得たこと・気づいたこと
- 家屋片づけで、老夫婦の新婚当時の写真があったり、住人が捨てるか捨てないかを決めておられる様子を見て簡単な気持ちで作業はしてはいけないと感じた。
- 神社の解体活動中に自分から積極的に話しかけた。地元の人でここは幼い頃から自分たちがよく遊んでいた場所だと教えてくれた。その神社を解体しないといけないというのはどんな気持ちだろう。
- 自分は何もできていないのに、「わざわざ神戸から来てくれてありがとう」と言ってもらえた。
- 時間の経過とともに報道も少なくなってきているが現地はあのままである。伝えていく必要がある。
- 仮設住宅に入りたがる人がいないと聞いた。仮設住宅の中の設備もしっかりさせないといけない。
- 現地の方々は熊本では地震は起こらないと思っていた。被災の大きさの原因のひとつであると聞いた。地震に対する意識を高めることが自分自身の身を守ることにつながると知った。
- 高校生の時に東北で活動した。東北は津波で壊れているというよりも何もない状況だった。それに対して熊本は家が全て壊れている。
- 現地の人は前向きに頑張っておられていて反対に励まされた。
- 視察をして家屋が耐震基準(に達しているか否か)によって被害が違うように感じた。
- 辛い思いをしているのに人のために頑張るのはすごいことだと思った。
- 神戸に来てもらう時のために連絡先など交換することができた。自分にとっては収穫であった。
引率者より
- 学生が活動している3ヶ所を回ったが、ナビ通りに行くと通行止めになっている。8割から9割が通行止めの状態で、これを復興させるのはものすごく時間がかかることだと感じた。
- 熊本では都市部の方が家々の被害の差が激しい。全壊の家の横に、被害の無かった家、一部だけ被害のあった家など、同じ地域に混在している。これはどういうことかというと、普通に暮らしができている家のすぐ横でまったく住めなかったり、車中泊の家族がいるということ。この状態は心理的にかなり厳しいものがある。都市部の復興のほうが厳しいのではないかと感じた。
以上