神戸学院大学

被災地支援活動

2015年8月19日(水)~26日(水) 学生ボランティア派遣 報告書

標記の件、下記のとおり報告いたします。

プログラム名 宮城県災害支援学生ボランティア少人数滞在プログラム(大学主催)
日程 活動 2015年8月19日(水)~26日(水)7泊8日
事前研修8月18日(火)、事後研修9月14日(月)

参加者

学生6人
  • 名取班
    法学部3年次生(一般公募で参加)
    経営学部2年次生(ボランティア活動支援室学生スタッフ)
    総合リハビリテーション学部1年次生(ボランティア活動支援室学生スタッフ)
  • 石巻班
    現代社会学部2年次生(一般公募で参加)
    経済学部2年次生(一般公募で参加)
    総合リハビリテーション学部1年次生(ボランティア活動支援室学生スタッフ)
引率1人 川口 謙造 ボランティア活動支援室職員(全期間)
研修講師1人 守田 敦子 神戸松蔭こころのケア・センター臨床心理士
(現地研修、事前・事後研修を担当)

行程・内容

8月19日(水)

08:15 神戸空港発→ 09:35仙台空港到着

名取班

名取市へ移動
名取市箱塚屋敷=挨拶、活動打ち合わせ、学生ボランティアチラシの全戸配布
※仮設住宅から自転車をお借りし、宿泊施設との往復に使用することにした。

石巻班

石巻市へ移動
石巻市南境第5団地=打ち合わせ →第4団地=打ち合わせ →視察

8月20日(木)

名取市箱塚屋敷での活動(名取班)

09:00~ 生活支援相談員と打合せ、清掃活動準備
10:00~ エアコン・換気扇・電気傘の清掃活動(見守りシステム導入の世帯=高齢者、障害のある方など)で、午前2世帯・午後2世帯を行った。
16:00 活動終了
清掃活動の本当の意味は「孤立しがちな住民の見守りと会話」です。
希望のあった世帯を訪ねます

石巻市南境第5団地での活動(石巻班)

10:00~ 集会所等の子どもの学習支援、交流
17:00 活動終了

オセロをしながら子どものこころをほぐす

18:00~ 宿舎で、現場研修(守田カウンセラー、川口)

子どもの関わり方
支援の進め方についてアドバイス

8月21日(金)

名取市箱塚屋敷での活動(名取班)

08:00~ 宿舎のロビーで、現場研修(守田、川口)
09:30~ 集会所でラジオ体操およびダンス(住民の日課に参加)
10:00~ エアコン・換気扇・電気傘の清掃活動(見守りシステム導入の世帯=高齢者、障害のある方など)で、午前2世帯・午後1世帯を行った。
16:00 活動終了

石巻市南境第5団地での活動(石巻班)

10:00~ 集会所等の子どもの学習支援(宿題)、交流
17:00 活動終了

8月22日(土)

名取市箱塚屋敷での活動(名取班) 休暇


石巻市南境第5団地の活動(石巻班)

10:00~ 子どもたちを連れて第5団地の夏祭りに参加
ボランティアバスの手伝い(ながしそうめん作り 他)
14:00~ 第5団地に戻り、学習支援
17:00 終了
第5団地の子ども(たっくん)も、楽しみました!

8月23日(日)

名取市箱塚屋敷での活動(名取班)

09:00~ バス活動の打合せ(自治会長、生活支援相談員)
09:30~ ボランティアバス到着
ずんだ餅づくりのお手伝い
10:00~ 清掃活動 午前2世帯
12:00~ ボランティアバスの活動に参加(ずんだ餅、お好み焼き 他)
16:00~ バス撤収後、集会所の掃除、活動終了

ボランティアバスのメンバー

石巻市南境第5団地での活動(石巻班)

09:40~ 夏祭り準備
10:00~ 夏祭り開始
カラオケ大会、ながしそうめん、かき氷、ホットケーキ、映画上映会、夜は花火と、盛りだくさんの企画を住民とともに作りました。
20:30 活動終了
4年前は子どもだったのに、すっかりお姉さんになっている
子どもと作ったホットケーキを大人へ振る舞う
大人はカラオケで盛り上がる
大学の機材を持ち込み映画会

8月24日(月)

名取市箱塚屋敷での活動(名取班)

09:00~ 生活支援相談員と打ち合わせ、清掃活動準備
10:00~ 集会所で「アロマオイル作り」(生協等企画)に参加
11:00~ 清掃活動 午前1世帯
12:30~ 集会所のエアコン(2台)、換気扇(3台)清掃
14:00~ 清掃活動 午後1世帯
16:00 活動終了

石巻市南境団地での活動(石巻班)

学生が自発的に、被災地(石巻市女川地区)の視察を行った。
せっかく宮城に来たのだからと、ゆっくり休暇を取ることもしません。それだけの意欲をもってこの活動に参加しているからです。

8月25日(火)

名取市箱塚屋敷での活動(名取班)

09:00~ 生活支援相談員と打ち合わせ・企画の準備
09:30~ 集会所でラジオ体操およびダンス(住民の日課に参加)
10:00~ 清掃活動、2世帯
13:00~ 学生企画「風鈴・オーナメント・リース作り」
15:00~ 集会所の清掃
15:30~ 活動の振り返り
16:30 活動終了

石巻市での活動(石巻班)

11:00~ 第5団地で活動の振り返り
13:00~ 第4団地で活動の振り返り
※住民からの活動評価、今後の打合せを実施します。
13:30~ 石巻班は名取市へ移動

8月26日(火)

名取班・石巻班合同で視察

学生の気づき、学び(9/14の事後研修会から)

名取班(戸別訪問、清掃活動 他)
  • 中学生から高齢者施設でボランティア活動をしていたことが生かせた。継続して取り組むことの大切さを実感している。
  • 今回、初めて少人数プログラムに参加した。被災地の閖上地区を見て4年経った今でも閖上の復興があまり進んでいなくて言葉が出なかった。沿岸部で当事のことを想像すると痛ましい気持ちになった。
  • 仮設住宅での清掃活動は作業が滞ることなく、役割分担をしてスムーズにすることができた。ただほとんど話さない高齢者もおられ、コミュニケーションの難しさを実感した。
  • 今後、こういうボランティアの機会があれば、ぜひ参加したい。東北の被災地がどのように復興していくか見守りたい。そして、自分達学生がどのようなサポートができるかを考えて行きたい。
石巻班
  • 初めての参加だった。自然災害の厳しさを感じた。子どもの支援に対する意識が高まった。ぜひ、12月バスにも乗車したい。
  • 昨年8月ボランティアバスに乗車した。1年後の今回、少人数で参加したが、東北での活動が当たり前になり、慣れてしまっている自分を反省したい。
  • 今回、ボランティアバスの視察の案内役をしたが、伝えることの大切さを実感した。帰着後、私に発信できることを考え、取り組んでいきたい。

以上