神戸学院大学

被災地支援活動

9月13日(金)~17日(火) 学生ボランティア派遣 報告書

標記の件、下記のとおり報告いたします。

プログラム名 宮城県災害支援学生ボランティア少人数滞在プログラム(大学主催)
日程 2013年9月13日(金)~17日(火)4泊5日

参加者

学生4人 経済学部2年次生(一般公募で参加)
総合リハビリテーション学部1年次生(一般公募で参加)
人文学部3年次生(支援室学生スタッフ)*
人文学部1年次生(支援室学生スタッフ)*

*ボランティア活動支援室学生スタッフ

引率1人 川口 謙造 ボランティア活動支援室職員

行程・内容

9月13日(金)

12:25 伊丹空港→仙台空港到着
午後 仙台 → 石巻へ移動、沿岸部の視察
石巻の沿岸部(門脇地区)
瓦礫は撤去されているが雑草が茂っている
2011年5月に本学バスがお手伝いした家

9月14日(土)

石巻市南境第4団地で活動
10:00~17:00

(1)木工プロジェクト(濡れ縁づくり20台)
大工さん(住民)の指導で、住民と学生が濡れ縁の組立を行いました。何とか、一日で完成することができました。

大学が用意した木材を現地で組み立てる
男性住民にご指導いただきました

(2)さんまのつみれ汁の調理実習(住民から学生へ)
 大学祭で実施する東北応援物産展でつみれ汁を出します。東北の食文化を伝えるためです。そのために住民から作り方の指導を受けました。

祖母から孫へと家庭料理を伝える様
大変、おいしかったです

9月15日(日)

石巻市南境第4団地で活動
10:00~15:00

配布した濡れ縁の土台直し、大学名、作成日の記入作業
台風の影響で雨が降る中、頑張って作業をしました。

作業中に仮設の子どもたちと交流もしました

9月16日(月・祝)

石巻市南境第4団地で活動
10:00~16:00

大学祭で販売する手作り品の打合せおよび作成のお手伝い>
 東北応援物産展(大学祭で実施)に向けて、仮設住民の手作り品の打合せを行いました。「みなみちゃん・さかいくん」(南境団地から命名)という赤ん坊のキャラクターグッツを作っていただきます。この日は、作成・販売の入念な打ち合わせを経て、学生も一緒に作成のお手伝いをしました。

学生がデザインを提案し、住民が仕上げていく
子どもたちも一緒に
仙台での活動(フォレスト仙台会議室)
15:00~17:00

宮城県の大学生の神戸招へいプログラムの現地顔合わせ会
10/11~14に開催する宮城県の大学生の神戸招へいプログラム参加者の顔合わせを行いました。台風の影響で参加者が3人(9人中)と少数でしたが、自己紹介、プログラムへの要望等を積極的に出し合いました。

台風の中、仙台で会議室を借りて
招へい学生が集まりました

9月17日(火)

名取市箱塚屋敷で活動
10:00~11:00

10月、11月の学生ボランティアプログラム(自主企画)の打合せ
 学生が自主的に現地での活動を計画しています。自ら経費を集めて、大学バスの入らない時期に合わせて子どもや住民の支援を行うこと(支援をつなぐ!)、また現地を知るための学習プログラムの要素も盛り込みます。この日に企画するボランティア活動支援室学生スタッフが打合せと受け入れのお願いをしました。

夕刻の飛行機で、神戸へ帰着

【引率の感想】

  • 前回8月の少人数滞在型が「活動型」(住民の見守り、子どもの学習支援 他)とすれば、今回は「打合せ型」と言える。神戸招へいプログラム(10月)、東北応援物産展(11月)を担当する学生スタッフを派遣したものである。
  • 2011年から継続する東北ボランティアプログラムも3年目に入って、現地での打合せや準備など学生が担う領域を広げていっている。そのことにより学生の自発性が高まり、担えたことによる自信がつくだろうと期待している。
  • 「さんまのつみれ汁」(東北の食文化)を祖母の世代の住民から学生が学んだ。「祖母から孫へ」といった様相であったが、それが住民を元気づけ、力を引き出すきっかけとなっていると思う。濡れ縁づくりもそうであったが、厳しくまじめに教えをいただくことが学生の活動(学習)意欲の向上につながってもいる。

以上