7月3日 神戸学院大学災害ボランティア報告会 報告
本学およびTKK事業の提携校等(東北福祉大学、工学院大学、舞子高等学校)との連携で、東日本大震災災害支援ボランティア活動の報告会を開催しました。なお、本プログラムは東日本大震災支援対策本部の事業計画に基づき、実施されたものです。
日程 | 2011年7月3日(日)13:00~16:00 |
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会場 | 有瀬キャンパス・大学会館マナビーホール |
参加者 | 総計280人
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プログラムと報告
13:00~ | 開会のあいさつ 神戸学院大学 岡田豊基学長 |
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13:05~ | 神戸学院大学の取組紹介 神戸学院大学ボランティア活動支援室 川口謙造
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13:30~ | 鼎談「被災とボランティア活動の中で感じたこと-東北福祉大学学生を招いて-」 東北福祉大学産業福祉マネジメント学部3年 松原 啓介さん 東北福祉大学総合福祉学部2年 小野寺 萌さん 進行:神戸学院大学防災・社会貢献ユニット4年 馬場 優太さん |
松原さん、小野寺さんの被災経験、復興への志は聞く者の心を打ちました。
松原さん:消防団活動がボランティアのきっかけ。巡回して被害状況の確認、捜索活動にも参画した。
小野寺さん:発震時、気仙沼市沿岸部の祖母の家にいた。裏山に避難、津波が町を破壊していくのを目の当たりにした。
被災者として、児童館、避難所で活動。
14:20~ | 活動報告会 ボランティア参加者によるプレゼンテーション&パネルディスカッション |
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活動報告
工学院大学による実践報告
兵庫県立舞子高等学校による実践報告
神戸学院大学による報告
総合リハビリテーション学部 盛岡 俊介さん
5/12~15 大学バスの報告。活動は名取市、石巻市の家屋の片づけ。避難所訪問も行った。
- 微力でも力になりたい!
- 一人では出来ない事もみんなでやれば出来る!
- 多くの人に知ってもらいたい
防災・社会貢献ユニット 柳川瀬 佳奈さん
4月21日~24日、6月10日~13日の現地活動を報告。避難所での炊き出し、足湯、子どもとの交流など。
- 避難所生活は大きなストレスが伴うが、一方で助け合いがあった。
- 心配なのは子どもたちの様子で、学生のかかわりで笑顔を増やしたい。
神戸学院大学ボランティア活動基金VAF
大西 真理絵(総合リハビリテーション学部3年) 松井 康裕(法学部2年)
後方支援の必要性。ボランティア団体VAFは3月14日から先陣を切って募金活動を実施した。報告では募金活動を実施するための手順や当日の運営体制など報告があった。
パネルディスカッション
上記の活動報告者によるディスカッションが行われた。
「つなぐ」というキーワードで活動を深める。
今後の活動に対する意気込みを聞くなど、会場から意見をいただいた。
濱田さんが投げかけた災害支援に必要な五つのつながり
- 専門性とボランティアのつながり
- 行動と知恵のつながり
- 時間的なつながり
- 空間的なつながり
- 人と人とのつながり
15:55~ | 活動宣言 |
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神戸学院大学 防災・社会貢献ユニット4年 馬場 優太さん
学生を代表して活動宣言とても力強い宣言でした。
災害支援ボランティア活動宣言激励の言葉
文部科学省 高等教育局大学振興課
大学改革推進室室長 樋口 聡 氏
学生の報告、宣言を受けてあたたかな激励をいただきました。
16:00~ | 閉会挨拶(学長) |
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終了後
教室を移して、本学「學報」の企画として登壇者および学生スタッフによる座談会を開催し、活動して変わったこと、今後の自分について話をしました。また、登壇者以外にたくさんの学生、教職員が運営に携わりました。
立場を超え、所属を超えて力を合わせた報告会は、今後の活動に期待できるものでした。本当に、お疲れ様でした。そして、これからもよろしくお願いします。