神戸学院大学

被災地支援活動

令和6年能登半島地震 被災地支援学生ボランティア 第7クール

日時 2025年3月2日(日)~4日(火)2泊3日
場所 石川県能登町・珠洲市被災地
主催 神戸学院大学 災害支援対策本部会議
協力 (株)ぶなの森、神戸学院大学教育後援会、神戸学院大学同窓会
参加者 学生6人、引率2人 計8人
学生所属:法学部1人、経済学部1人、心理学部4人
引率所属:現代社会学部1人、学生支援グループ(ボランティア活動支援室)1人
交通 大阪駅~金沢駅 JR特急&北陸新幹線、現地はワゴン車で移動
宿泊先 3/2・3(2泊) セミナーハウス山びこ(能登町)

行程

3月2日(日)

時間 内容
09:20 大阪駅集合(中央改札外)アントレマルシェ前
09:41 大阪駅発 サンダーバード13号
11:02 敦賀駅着
11:17 敦賀駅発 北陸新幹線つるぎ14号
12:02 金沢駅着
12:30 ワゴン車にて、能登へ移動
15:00 【活動①】仮設住宅訪問(能登町岩井戸地区)
被災者2人のお話を伺う
16:00 活動終了、片づけ
17:00 セミナーハウス山びこ(宿泊施設)到着、宿舎で打合せ

3月3日(月)

時間 内容
08:00 宿舎出発
09:00 【活動②】農業法人すえひろ(珠洲市若山)
小豆の選別作業
12:00 昼食休憩(仮設店舗すずなり食堂)
13:00 午前の活動継続
14:00 活動終了、移動
15:00 【活動③】国盛邸(能登町柳田)
独居高齢者の被災家屋の片づけ(荷物移動、衣類の整理・廃棄)
16:30 活動終了、移動
17:00 【活動④】宿舎入口の車いす用スロープ雪かき
18:00 終了、宿舎で打合せ

3月4日(火)

時間 内容
08:45 宿舎出発
09:30 【活動⑤】珠洲市復興支援ツアー参加(集合、珠洲市見附島公園駐車場)
ガイド:宮口智美さん(リブート珠洲)
津波被害のあった珠洲沿岸部の街歩き、避難所跡、仮設住宅視察
民宿くにまつ訪問(津波被害後、営業再開)
12:30 昼食休憩(仮設店舗すずなり食堂他)
14:00 現地出発
17:00 金沢駅到着
17:55 金沢駅発 北陸新幹線つるぎ39号
18:36 敦賀駅着
18:44 敦賀駅発 サンダーバード40号
20:09 大阪駅着 解散

活動の様子

【3/2 仮設住宅視察、被災者のお話を傾聴する】

雪の中での移動でした
被災者のお話をお伺いした
被災者のみなさんと集合写真

【3/3 小豆の選別作業、一人暮らし高齢者の被災家屋片づけ、雪かき】

出荷のための小豆の選別作業
水害の被災家屋の片づけ
昨年9月の水害で1階が浸水した家屋
ひな人形の前で、女子学生
宿泊施設の車いすスロープの雪かき

【3/4 珠洲市沿岸部の視察、被災された民宿訪問

ガイドの方の説明を聞く
珠洲市の仮設住宅
倒壊したお寺
津波で流されてきた家屋
発災から1年経過している珠洲市沿岸部
被災者のコミュニティスペースを訪問
営業再開した民宿を訪問
周辺は廃墟の状態でコミュニティは崩壊している
今後の見通しや不安などお聞かせいただきました

参加学生の学び、気づき *事後アンケートから一部抜粋

    (活動で感じたこと)
  • 6月と同じ場所を訪れて、1年たって活気が戻ってきているのではないかと思ったが、崩れた建物がなくなり更地になっている分、より人の気配がないように感じた。
  • 表では明るく振るまい乗り込えているように見える人でも、心の中では全く整理できていない人がほとんどで、そういった方への声かけはすごく難いと感じました。
  • 被災者の方とのコミュニケーションを取ることが大切だと実感した。特に高齢者や1人で生活している人にとっては、若くて、地域の人ではない方が話しやすいこともあるように感じた。
  • 被災者にお話しを聴く際に質問を上手く出せなかったこと。もう少し事前に質問を考えたり情報を集めたりしておくべきだった。
  • 被災した方と関わることは、近所に住んでいる方のようなフレンドリーな接し方も大切だと感じた
    (今後の支援について)
  • 被災者の方々が互いを助け合い、協力し合うことで少しずつ前に進もうとしているので、その背中を支えるような、今後の未来に後押しできるような活動が必要であると感じた。
  • 今後も定期的に現地へ赴いて活動を行う必要があると思う。被災者の方に「若い人にお話しを聴いてもらえて嬉しい」という言葉を頂いたことから、話を聴くボランティアを特に積極的に行うべきであると思う。
  • 離れていても能登の人とつながれるように、定期的にお手紙を送るなどのコミュニケーション的な支援。神戸からでもお話し相手になることもすごく必要だと感じた。(テレビ電話、ZOOMなど)
    (印象に残った被災者の言葉)
  • 遠慮して支援を受けずに自分でなんとかしようとする人が多い。ボランティア活動がともっと身近なものになるべき、また頼るのがあたり前のように感じてもらうように行動をすべき。
  • 民宿のくにまつさんは、家に残り、周りとコミュニケーションがとれなくなったことで、自分だけが放り出された気分だったとおっしゃっていた。 また、聞いてほしい・はき出したい・聞いてくれるだけで気持ちが少しスッキリするとおっしゃっていた。
  • コミュニティーセンターにおられた方が、祭についてとても夢をもっているように話されていた。その祭を再開する手伝いをすることは我々にもできると感じた。