被災地支援活動
3月23日(水)~3月25日(金) 東北地方太平洋沖震ボランティア先遣隊 報告書
3月23日(水)~3月25日(金)に兵庫県が実施した「東北地方太平洋沖地震ボランティア先遣隊」に神戸学院大学東日本大震災支援対策本部として学際教育機構防災・社会貢献ユニットの舩木伸江講師、TKK学び合い連携センターの堀越京子、そして本学学生8人が参加しました。以下のとおり報告します。
目的
兵庫県が実施する「東北地方太平洋沖地震ボランティア先遣隊」に神戸学院大学として参加、現地避難所での状況やニーズの調査のほか、前回の先遣隊派遣の際に避難所の方々から寄せられていた「温かい食べ物がほしい」という要望に応え、避難所で炊き出しを行う。また、被災地の民家で泥かき作業を行う。
スケジュール
3月23日(水)
17:30 | 神戸クリスタルタワー出発<出発式> (バスにて移動 車中1泊) |
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3月24日(木)
09:00 | 避難所(松島町温水プール美遊)到着 避難所の状況調査、炊き出し準備、配膳の手伝い |
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14:00 | 松島海岸沿岸部の民家へ移動 沿岸部の状況調査、泥かき作業 |
17:00 | 松島町温水プール美遊に戻り、神戸へ出発 (バスにて移動 車中1泊) |
3月25日(金)
08:00 | 神戸クリスタルタワー帰着<解散式> |
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訪問先
- 宮城県庁
- 松島町温水プール美遊<避難所>
- 松島海岸沿岸部の民家
主な活動
- 被災地の状況把握
- 避難所の状況把握、ニーズ調査
- 避難所における炊き出し
- 民家における泥かき作業
活動の様子
炊き出し
- 兵庫県が用意した炊き出しメニューは、豚汁、カレー、三田牛コロッケ、佐用町鹿コロッケ、姫路おでん。兵庫県ご当地グルメ連絡協議会、姫路おでん協同組合の方が中心となり準備し、本学の学生は看板の作成や机・椅子、ごみ箱の設置を行った
- 準備が整い次第、避難所内の方に食事を配膳。自宅で生活する近隣住民の方、別の場所にある介護施設に住む高齢の方にも提供
- 避難所は給水所としても機能しており、水を汲みに来た方にも食事を提供した
- 避難所の方々は遠慮がちだったため、学生が積極的に声をかけ、誘導するようにした
泥かき
- 炊き出し終了後、本学の学生・引率者全員は松島海岸沿岸部の民家にて泥かき作業
- 10人ずつ2軒の民家に分かれて作業を行った
- 居間ではテレビや棚が倒れており、ガラスが割れて散乱。家具はじめ部屋の中のものをすべて外に出し、必要なものと捨てるものとに分別。その後、部屋の床下に入った泥をかき出した
- 2時間ほどで、居間と奥の2部屋の物品の搬出と泥のかき出しを終了した
- 泥が身体の皮脂を吸着するため、手のひらが荒れる
- 装備としては、雨合羽、ゴム手袋、長靴、帽子、防塵マスク、護眼用のメガネまたはゴーグルが必要
- 作業用の着衣は、泥で再着用できなくなる可能性もあるため、廃棄してもかまわないものを用意したほうがよい