神戸学院大学

被災地支援活動

災害支援ボランティアバスの活動の変遷と支援方針

本学の一貫した支援方針

「つなげよう東北の明日(あした)へ」

  • 被災者および被災地の潜在能力を引き出し、復興(東北の明日)へつなげる
  • 学生、教職員の自発性を現地のニーズにつなげる
  • 学生の明日(社会人、職業人等)へつなげる

支援の考え方

  • 住民とともに、取り組む。一方的な支援としない。

【調査期】2011年3月

方針:まずは現地の状況を理解する、学生ボランティアのニーズを把握する
3回に渡り、被災地に先遣隊(学生、教職員)を派遣し、被災地ボランティア活動を行うために被災地の現状把握およびニーズ調査を行った。

3月18日(金)~20日(日)

訪問先 宮城県庁、松島町温水プール美遊(避難所)、手樽地域交流センター(避難所)、山崎市古川(避難所)、陸前富山駅周辺 他

3月23日(水)~25日(金)

訪問先 宮城県庁、松島町温水プール美遊(避難所)、松島海岸沿岸部の民家

3月28日(月)~31日(木)

訪問先 名取市災害ボランティアセンター(名取市民体育館)、仙台市若林体育館(避難所)、東北福祉大学、花巻市役所
沿岸部の被災に茫然としました
調査団のメンバー

【避難所支援期】2011年3月~8月

この期間のボランティアバス12回で支援。

方針:緊急避難所での生活や被災者の状況を理解する。学生にできることとして、足湯で癒しを!炊き出しで生活支援を!そして、子どもたちのケアを!

活動内容 足湯マッサージ、炊き出し、子どもと遊ぶなど
活動場所 石巻市ビッグバン、名取市名取文化会館、気仙沼市松岩公民館 他
避難所で炊き出しの準備
気仙沼のお寺で宿泊。会議風景

【泥かき期】2011年3月~8月

避難所支援と重なる。実際は同じ時期のバスで、避難所支援と民家や施設の泥かきを平行して実施していた。

方針:途方にくれる被災状況の中、無力感にさいなまれながらも、とにかくできることを!それは学生が身体を使って泥かきや家屋の片づけを行うこと

活動内容 家屋や施設の泥かき、片づけ
活動場所 被災地の災害ボランティアセンターの紹介で民家、施設 他
民家の片づけ
使った備品は学生が洗う

【仮設住宅支援期】2011年8月~現在

2011年夏休みから仮設住宅支援を開始。

方針:仮設住宅の環境や住民のニーズを理解する。住民同士の交流のきっかけをつくる(自治活動の支援)、住民と学生が一緒になって取り組む(復興への住民の主体性と学生の主体性をつなげる)

活動内容 集会所を拠点に茶話会・編物教室・季節の行事や作業(クリスマス会、雛人形づくり他)、敷地内で子どもと遊ぶ、表札や共用ベンチづくり、生活支援MAP作成 他
活動場所 名取市仮設住宅「箱塚屋敷」、石巻市仮設住宅「南境団地」 他
仮設で大縄跳び
本学が作った共用ベンチ
仮設住宅集会所で和紙雛づくり