神戸学院大学

共通教育センター

共通教育センター 教育目標・方針

共通教育センターが掲げる学生の到達目標

  1. 調和のとれた心身のもとに文化・社会・自然に関する広く豊かな知識を備えている。
  2. 学修した知識・技能を活用して社会と交わり、新しい価値を創造することができる。
  3. 生涯にわたって自発的に学び続けていくことができる。
  4. 高い倫理観・責任感を以て社会に貢献することができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

共通教育センターの開講する共通教育科目は、学生がその資質や才能を活かし、将来の夢を現実のものにしていくために、また生産性や効率だけで評価されるのではなく新しい価値を創造し、社会を変えていく原動力となるための土台づくりを担うものです。そのために言葉や情報を理解し活用する能力を養成するリテラシー科目群と、基礎的な教養を涵養するリベラルアーツ科目群という2つの科目群によって構成されています。

リテラシー領域

リテラシー領域は、【言語分野】・【情報分野】・【基礎思考分野】・【高大接続分野】・【キャリア教育分野】・【国際化推進分野】から成ります。

【言語分野】では、英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語・ロシア語と留学生を対象とした日本語の各科目を提供します。聞く・読む・話す・書く四技能のバランスのとれたコミュニケーション能力の育成を図るとともに、専門教育との関連にも留意しながら授業を進めます。言語の運用能力を身につけていく過程で、自身と他者の文化を客観的・相対的にとらえる態度や観点を育てます。また、到達水準を客観的に測ることができるよう、各種検定試験に対応した科目も提供します。

【情報分野】では、他者の権利を尊重し、高い倫理性を持ちながら、情報を活用することができるようにします。情報の信憑性を理解し、問題・課題を合理的に解決する判断力と、自らの考えを社会に伝える力を養います。また、情報活用力について客観的評価を得るために、各種検定試験に対応した科目も提供します。

【基礎思考分野】では、文章や数字を通して論理的に思考する能力を向上させます。さまざまな情報を読みとき、自分の考えを状況に応じて適切に表現する科目、および論理や方程式など数学的手法を活用するための科目を提供します。また、社会の動きや国際情勢を見る目を養うための科目を提供します。

【高大接続分野】では、高校で学んできた教科科目から各学部教育への円滑な接続と、学部の専門分野を学ぶモチベーションを刺激することを目的とした、「大学であなたが伸びていくための科目」を提供します。文系学部では日本史・世界史を融合した近現代に関する基礎教養、および学部の専門分野で使う統計学の基礎を、理系学部では資格取得や国家試験に向けた化学・生物の基礎教養の演習等を取り入れた講義科目を提供します。

【キャリア教育分野】では、就業力を高めるための科目を体系的に提供します。1・2年次では自己理解や自己分析を通して自分自身のキャリアデザインを考えます。2年次以降は講演や連続講義を通して実践的就業力を向上させるための科目を提供します。

【国際化推進分野】では、グローバルな視点から日本の社会、文化、政治、経済などについて考え、幅広い知識と教養を身につけることを目指します。世界の中の日本について、他者とのコミュニケーションを通じて、相互理解を推進し、協調、協働を醸成し、互いに地球市民としてアクティブに行動できるようになる科目を提供します。

リベラルアーツ領域

リベラルアーツ領域は、【神戸学院教養分野】・【地域学分野】・【芸術分野】・【スポーツ科学分野】・【ポーアイ4大学・TKK共通教養分野】から成ります。芸術分野を除くそれぞれの分野の第1セメスターには入門科目を配置し、第2セメスター以降では少し専門的な科目を提供します。また、地域学、芸術、スポーツ科学分野は少人数で特定のテーマを掘り下げるための演習科目を提供します。演習科目では所属学部以外の学生と共に学ぶことができます。

【神戸学院教養分野】では、神戸学院大学が擁する文理10学部の専門性を生かし、これら10学部が連携し担当するさまざまな科目を提供します。それらを通して、学生が文化・社会・自然に関する広く豊かな知識に触れ、豊かな感受性をもって主体的に考える姿勢を育み、生涯学び続けるために必要な自立的学習基盤と社会人として備えるべき倫理観・責任感を醸成します。

【地域学分野】では、大学での専門的な学びを地域社会の活性化に結びつけるための科目を提供します。本学が立地する「神戸」に関して、歴史背景・自然環境・観光学という3つの窓を用意しています。1年次はそこから一つを選び系統的な地域理解を進めます。2年次では「地方自治体の政策」をテーマに、養われた知識の実用例を具体的に学び、地域学をさらに専門的に学ぶことを望む学生に対して、「地域学演習A/B」を提供します。

【芸術分野】では、教養、及び情操教育として、音楽と美術に関連する科目を提供します。芸術面での教養、人間的な教養を身に付け、専門の学習に厚みをもたせると共に、生涯に渡るそれらへの指向を育み、真に豊かな人間の形成を目指します。

【スポーツ科学分野】では、学びと実践を通じて生涯スポーツ及び健康づくりの方法や、運動習慣を身につけることができる科目を提供します。

【ポーアイ4大学・TKK共通教養分野】では、ポートアイランドにある4大学に共通する教養科目と、東北福祉大学・工学院大学と連携した科目を提供します。本学が神戸という地にあることを生かし、他大学と交流することで、より深い学びを得る機会を提供します。

スポーツサイエンス・ユニット

スポーツサイエンス・ユニットのカリキュラムは、「実習」「講義」「研究」の3つの分野で編成されています。
「実習」は主要実習科目、実習科目(実技実習科目および指導実習科目)によって、「講義」は専門科目によって、「研究」は演習科目によって構成されています。

  1. 「共通教育科目」においては、学部ごとに定められた「リテラシー科目群」と「リベラルアーツ科目群」の履修を通じて、語学及び人文・社会科学や自然科学の知識などの教養を学びます。
  2. スポーツサイエンス・ユニットの学生は、各学部で「専門教育科目」を履修することになります。
  3. ユニットのカリキュラムでは、「スポーツ社会貢献実習」をはじめとする主要実習科目を学び、社会や地域に積極的に関わり、技能・態度・思考力・判断力及び表現力を育成します。
  4. スポーツ科学に関する専門科目を学び、専門的な知識・技能を育成するとともに、スポーツを科学的・学問的に探究し、主体的に学修に取り組む態度を育成します。
  5. 実技実習、指導実習科目を通じ、さまざまなスポーツで自らのパフォーマンスを高め、また指導できる思考・判断・表現力を育成します。