スポーツサイエンス・ユニットが神戸親和大学と合同卒業論文発表会を開催しました
2024/02/21
スポーツサイエンス・ユニットが有瀬キャンパスで2月20日、教育研究に関する包括連携協定を結んでいる神戸親和大学と「第3回合同卒業論文発表会」を開催しました。
同ユニット長の秋田和彦教授が開会あいさつし、秋田ゼミの大西帆海さん(経営学部3年次生)と姫路梨奈さん(法学部3年次生)が司会を担当しました。同ユニットの5ゼミと神戸親和大学教育学部・スポーツ教育学科の3ゼミの代表者が研究成果を発表しました。神戸親和大学の学生はオンラインで参加し、教員の皆さんには対面でも参加いただきました。
■ポジティブな声かけが良い結果につながる
本学の学生のうち、岸透生さん(西脇ゼミ)は「声が筋力発揮に及ぼす影響」と題し、スポーツではフリースローなどのアクションを起こす前に「頑張れ」などとポジティブな声かけをすることで当事者は筋肉がアップしたと感じ、良い結果をもたらすと述べました。
石津智絵さん(秋田ゼミ)は「バレーボールゲームの勝敗についての一考察―エラーを中心に―」と題し、特にアンフォースドエラー(サーブミスのように相手の圧力のない状態でのエラー)の割合が試合の勝敗に大きく影響することを調査で裏付けました。
■両大学の8人が広範囲のテーマで発表
ほかに、藤崎莉瑚さん(神戸親和大学・葦原ゼミ)「大学生の恋愛依存傾向とパーソナリティおよびSNS利用行動の関連」▽西田茉由さん(本学・赤坂ゼミ)「武道における傷害と予防」▽森岡美咲さん(神戸親和大学・高松ゼミ)「日本フットボールリーグに所属するチームにおけるコアサポーターの観戦動機」▽柴田蓮人さん(本学・津田ゼミ)「投手におけるコントロールとバランスの関係性」▽鈴木小結姫さん(神戸親和大学・平尾ゼミ)「サッカーワールドカップカタール大会の期待に隠された現実と今後の見通し」▽湯元七海さん(本学・上谷ゼミ)「女性スポーツ選手のストレスとFATの有無における競技別比較」――の発表があり、いずれもアンケートや文献調査、先行研究の調査に基づいて考察し、説得力のある結論を導き出していました。
■「スポーツは楽しいもの」 津田教授
活発な質疑応答を経て同ユニットの津田真一郎教授が「スポーツは楽しいもの、プレーを楽しんでほしい。スポーツも、それぞれの研究も社会人になっても生かすことができます。研究を発表することの理由は、発表を聞いた皆さんに質問をしてもらうためだということが理解してもらえたと思います」と、講評で述べました。続いて共通教育センター所長の生田卓也副学長が「よく頑張りました」と、発表した学生全員に声を掛けながら表彰しました。最後に副ユニット長の西脇満教授が閉会あいさつしました。