「Mラボ課題解決ラボ」で企業とマッチング
ナッツメーカーのショップ・プロモーションを
企画提案
林隆一准教授のゼミでは、学生それぞれが興味を持っている企業や業界の分析・評価を実施。授業の中で意見を述べ合い議論を重ねることで、そうした知識やスキルを磨いていきます。林ゼミでは、兵庫県下の企業と学生とをつなぐ活動を行っている「Mラボ」*1の「Mラボ課題解決ラボ2018」に12人のゼミ生が応募。企業の課題解決に挑戦しました。
プロジェクトでは、最初に各ゼミで行われている研究内容を書き出したエントリーシートを提出。そこで企業とのマッチングが成立したゼミは、課題解決のための調査研究を行い発表します。発表までの間に企業訪問や中間発表が行われ、最終の公開プレゼンテーションで優秀チームが決定されます。林ゼミ生は、企業分析のための市場調査など、これまで授業で経験してきた実績をアピール。SNSへの投稿を促す“インスタ映え”を意識した女子目線のアイデアなども盛り込み、初めてファッションビルにポップアップショップを出展する東洋ナッツ食品株式会社とのマッチングが成立しました。
企業担当者からは「若い層にアピールできる店舗に」との要望が出され、市場調査を実施。店頭でミックスナッツを選びやすいように、セットごとに健康や美容などのPRポイントをうたって販売促進を狙うなどの提案を行いました。
*1
神戸新聞社と兵庫県中小企業団体中央会が実施主体となって2013年にスタート。「M」は、マッチング、マネジメント、マーケティング、マーチャンダイジング等を表現。活動のひとつである「Mラボ課題解決ラボ」は、ゼミ単位で学生が参加し企業の課題解決を図るというプロジェクト
プロジェクトのPOINT
参加してここがよかった!成長した!
● 企画提案する仕事に興味を持つようになった
● 将来就きたい業界の選択肢が広がった
● 視野が広がりコミュニケーション力を磨けた
いろいろなことに挑戦できる。企業と協働できる。そんな期待があり、林ゼミを選びました。実際、「Mラボ課題解決ラボ」や神戸学院大学創立50周年プロジェクト「学生チャレンジプロジェクト」*2に参加することで、さまざまな経験をすることができました。
「Mラボ課題解決ラボ」では、企業の方が期待する若い一般消費者に向けた大学生ならではの提案を行うために、市場調査を実施しSNSの有効的な使い方などを企画にも盛り込むことに。調査結果をまとめて提案を報告する中間発表では、企画構成にストーリー性があり、全体的にまとまった内容で完成されているとの高評価を得ることができました。同時期、ほぼ同じメンバーで「学生チャレンジプロジェクト」に、学生側から発信するフリーペーパーの発行を提案し採用されました。「Mラボ課題解決ラボ」と並行しての活動のため両立は大変でしたが、数ヶ月で無事発行にこぎ着けることができました。
2つの活動を通して、慣れないパソコンを使った実務の難しさだけでなく、チームの一員とリーダーの両方の役割を体験することで、他者と意見を共有したり、意見をまとめたりすることの大切さを身をもって学ぶことができました。業界や企業に対する視野も広がり、何より自分自身に大きな自信を持つことができるようになりました。
*2
本学に在籍する学部学生・大学院生2人以上でチームを作り、大学のブランド力向上につながるテーマで企画を考え、主体的に活動するプロジェクト。採用チームには1件50万円を上限として助成金が支給されます。