生産や情報・流通のグローバル化、
人工知能(AI)の発達による産業構造・労働環境の変化…。
現在、あらゆる経済活動が大きな変換点を迎えています。
神戸学院大学経済学部では、こうした時代の変化に対応した体系へと再構築。
2019年4月から、新たなカリキュラムでスタートします。
改編された3つのコースと
新しいプログラム、実践的講座を
開設することで柔軟な学びへ
2011年に、1学科3コース体制が始動した経済学部。現代社会の経済構造を体系的に学ぶ「総合経済コース」、民間企業の経済活動を探る「企業経済コース」、公的部門・金融部門に関する知識を身につける「公共経済コース」を設けて、今日まで学生の志向・興味に対応した教育を行ってきました。
2019年4月のカリキュラム改編では、コース内容を再整備し、「総合経済コース」を改め「生活経済コース」を新設。“豊かな生活”を実現に導く方法論を考える、より生活者の視点に立脚した科目の充実を図ります。
*2019年度開始予定のもので、内容が変更されることもあります。
より自由で主体的な選択ができることで、
将来に必要な知識を学部内で修得可能に
従来のコース制に加え、資格や試験に関する「ファイナンシャルプランナー・ライフプランニング」、「簿記・会計」、「公務員・経済学検定試験」、「情報処理・MOS」、「教員養成」、語学と各国の経済事情を学ぶ「グローバルビジネス」、自営業を継ぐ学生や起業に関心のある学生を対象にした「ビジネスリーダー養成」の7種類のプログラム制を導入。さらに、コースやプログラムの学びを補強し、資格や就職活動、社会人になっても役に立つ「実践力アップ講座」シリーズも新設します。
ファイナンシャルプランナーや会計士、公務員、教員など、採用試験や資格が必須の職業を目指す学生や、ITスキルなど、今の社会で必要とされる実践的な力を身につけたい学生に対応したカリキュラムへと改編します。
学生が、それぞれのコースに所属しながら、将来の志望に応じてプログラムや講座を自由に選択しコース横断的に学ぶことができるようになり、学部内で経済系に加えて経営や会計、法律に関連する幅広い実践的学びについて修得することが可能に。課外講座等を別途有料で受講することなく、正規科目の中で学修することができるようになります。
可能性を広げる経済学部で
社会に貢献する人材を育成
2019年度にスタートする新カリキュラムは、より時流に即した経済学を志向し、なおかつ、学生の「出口」を意識した学びを目指しています。
新設した「生活経済コース」においては、個人や地域にフォーカスが当てられるようになった時代の変化に対応し、生活や消費、地域経済、地方再生といった身近なテーマを題材にした科目を盛り込みました。また、働く女性の割合が過去最高の割合となっている現状に対応し、経済活動を担う女性人材の育成を図ることも大きなテーマとしています。「企業経済コース」や「公共経済コース」に関しても、それぞれ、よりグローバル化する企業活動に対応する、あるいは公務員採用試験対策を強化するといった科目を増やしています。今回の改編では、プログラム制や実践力アップ講座シリーズをコース横断的な“横軸”の学びとして導入していますが、2年次後期からのコース変更や、プログラム・講座科目の追加、変更も可能。大学4年間の学びのなかで、自由にキャリアデザインをつくりあげることができるようになっています。
著名な経済学者、アルフレッド・マーシャルは、学生に「冷静な頭脳と温かい心(cool heads but warm hearts)を持とう」と語りかけました。この言葉のように、経済学は、社会を構成する様々な人々を幸福にする手法を考える学問。新カリキュラムでは、高いモチベーションを持って楽しみながら学べるプログラムを用意しました。男女問わず本学で経済学を学び、社会に貢献する人材に育ってほしいと思います。