学科での経験すべてが
消防士の夢を
かなえる力になった。
社会防災学科(2018年卒)
大谷祥麻さん / 神戸市消防局
学科の学びで印象に残っていることは何ですか?
高校生の時から、「消防士になりたい!」と考え神戸学院大学に入学しました。地震工学が専門の中山学先生のゼミに所属し、災害のメカニズムなどを学修しました。
社会防災学科では、災害支援のボランティア活動を積極的にサポートしています。私は、東日本大震災の災害現場に出向くなど、機会があれば被災地でのボランティア活動を行っていました。中でも印象的だったのは、熊本地震の被災地での体験。土砂に押しつぶされた家屋や打ちひしがれる被災者の方の姿を目の当たりにし、衝撃を受けることに。同時に、全国から、さまざまな人たちが集まって被災地で活動している姿を見て「自分も被災者の力になりたい」と決意。消防士をめざす気持ちがより高まりました。
学びを通して「自分のここが成長した!」と思うことは?
社会防災学科では、救急インストラクター資格を取得できる授業があります。講義を受けて資格を取得し、神戸市内の教育機関や市民講座などで、AED(自動体外式除細動器)の講習会のインストラクターを経験。また、3年次には、神戸市消防局水上消防署の学生消防団に在籍し、副部長を務めました。
こうした活動を通じて、人との接し方を学ぶことができ、リーダーシップや組織で与えられた役割を全うする術を身につけることができました。
学科での経験は将来につながりましたか?
社会防災学科でのすべての経験が将来につながった。そう断言できると思います。防災・減災・救助に関する講義や実習などを通して、消防士の仕事に関わる経験ができたことで、消防士になる夢がぶれることなく、その道を突き進むことができました。
先生方に面接の練習を繰り返し行ってもらうなど、手厚いサポートにも随分助けられました。何より、一緒に消防士をめざす仲間が身近にいたことが、一番の心の支えになりました。周囲の人たちの力も、夢を後押ししてくれたと感じています。
現代社会学科のよさをアピールしてください!
私のように、消防士や警察官、公務員をめざしている学生には、最適の環境が整っているのではないでしょうか。
一方で、さまざまな災害現場で経験を積むうちに、また違う形で地域や社会に貢献したいと進路を広げている学生もいます。考え方や視野が広がると言う意味でも、社会防災学科はオススメです。
ぜひ、社会防災学科で、大きな目標を持つ仲間たちと一緒に切磋琢磨してください。
災害支援活動に
率先して学生が参加
社会防災学科では、東日本大震災で被災した宮城県を中心に、定期的に被災地への訪問を行っています。2016年に発生した熊本地震の際にも、学生たちが先遣隊としていち早く現地へ赴きました。
災害支援活動に積極的に学生が参加することで、防災や社会貢献に対する意識が高まり、消防士や警察官など業務に直結する職業だけでなく、広く地域や社会に貢献する分野にも興味を広げるきっかけとなっています。
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