2015年4月に開設されたグローバル・コミュニケーション学部の
英語コース、中国語コースでは、半期の海外留学が組み込まれています。
学生は異文化に触れ、さまざまな経験を積むことで、
まさに、グローバルな視点でのコミュニケーション力を
しっかりと身に付けています。
グローバル・コミュニケーション学部では、3つのコースを開設。海外からの留学生を対象とした日本語コースを除く、英語コース、中国語コースは、3年次の前期に海外語学研修が組み込まれ、15の海外提携大学(2017年6月現在)から選択してセメスター留学を経験します。
留学に際しては、地域・大学が決定した後に、研修先の言語や文化、日本の伝統や文化に対する知識を身につけ、生活面を含めたきめ細やかな事前指導が実施されます。留学先ではリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの技能を学習する科目が用意され、総合的な語学力の向上を図ります。留学先によっては歴史や経済、政治などの一般科目を履修することができ、現地の学生や他国からの留学生と一緒に学ぶことが可能。現地で寮生活を体験したりイベントに参加したりすることで、異文化に対する理解を深めることができます。
帰国後は、留学先での体験をもとに学生各自がテーマを設定。その内容をまとめて、プレゼンテーションする場が設けられます。
グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 英語コース
3年次生 丸山奈菜さん(2017年度取材時)
自ら積極的に交流することで
何事にも挑戦する大切さを知りました
高校時代から海外ボランティアに興味があったため、外国の方々と交流するためには語学力のアップが必須であると感じ、全員が海外の提携大学へ留学することになっている本学のグローバル・コミュニケーション学部に入学しました。
2年次の夏休みには、数週間、TOEICを主催する団体のボランティアプログラムに参加。ヨーロッパのエストニア共和国に派遣されたのですが、地元の方々と密なコミュニケーションを取ることができず語学力のなさを痛感しました。そこで、アメリカのホープカレッジに留学した3年次からの海外語学研修では、現地の日本語クラスの授業をアメリカ人の学生と一緒に受けたり、普段の寮生活のなかでも現地の学生や海外からの留学生に積極的に話しかけるようにしました。こうして周囲とフレンドリーな関係を築くことで、これまでうまく説明できなかった自分の気持ちや意見なども伝えられるようになりました。
この半年間の留学では、英語力が目に見えてアップしていくことをリアルに実感。言葉も考え方も異なる人々と過ごすことで、思考の幅も広がりました。何より、やりたいことがあれば諦めずに挑戦する。その気持ちを持つことの大切さを実感することができたと思います。
グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 中国語コース
3年次生 浜田京祐さん(2017年度取材時)
国籍の留学環境で
多様な文化を学ぶことができました
本学のオープンキャンパスに参加したとき、グローバル・コミュニケーション学部の中国語コースを知り、一から勉強してどこまで実力がつくのか試してみたいと考え入学しました。半年間の海外語学研修の前には、中国語コースが上海で行っている短期留学を経験。2週間ほどの滞在でしたが、早く3年次の留学を経験したいとの想いを強くすることができました。
実際に留学してみると、ショッピングで店員の言葉が早くてまったく聞き取れないなど、想像以上の言葉の壁に突き当たることに。それでも、現地で仲よくなった留学生が中国語でやり取りをしているのを必死で聞き取り、ゆっくりでも何とか会話についていく努力をしているうちに、会話力もアップ。周囲からも「随分上達した」と褒めてもらえるまでになりました。
留学先の北京言語大学は、数多くの留学生を受け入れている大学。彼らと毎日一緒に中国語を学び、授業後にサッカーを楽しんだりする生活が約5カ月間続きました。そのなかで、中国語だけでなく、コミュニケーションツールとしての英語の大切さも実感。中国の文化・歴史や、多様な民族、宗教などを含めたワールドワイドな価値観に触れられたことは大きな財産となりました。