神戸学院大学

社会連携

株式会社 神戸デジタル・ラボ 代表取締役の永吉一郎氏がトップランナー特別講義で講演しました

2023/07/27

株式会社 神戸デジタル・ラボの永吉一郎代表取締役
株式会社 神戸デジタル・ラボの永吉一郎代表取締役
特別講義の様子
特別講義の様子
特別講義の様子
特別講義の様子

地元神戸の企業経営者の方々がどのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語る「トップランナー特別講義」。最終回となる第15回目の講義を、7月17日に実施しました。

今回は、株式会社 神戸デジタル・ラボの永吉一郎代表取締役が「大震災と起業と僕」をテーマに登壇し、自身の学生時代を振り返りながら、歩んで来た歴史等を紹介しました。

講義の前半には、永吉氏の学生生活からサラリーマン生活、起業に至るまで、学生の興味をひくユーモアあふれる話がありました。

永吉氏は、農学部系水産学科を卒業し、就職後はカメラの機械設計、商品企画などの経験を経て、1995年10月に株式会社神戸デジタル・ラボを設立。設立当初は自社のホームページを作成することからスタートし、その当時に必要とされていたものと現在必要とされているものが大きく異なり、変革の時代に対応して成長してきました。

神戸デジタル・ラボは、中小企業では大企業には勝てないという常識にも臆せず、行政案件を実際に勝ち取るといった、チャレンジ精神を持っていることや、開発会社でありながら、関西では唯一セキュリティ部門をもっている珍しい会社であるとの説明がありました。

その一例として、過去に他社で発生した情報漏洩事件をきっかけに、自社で開発するシステムに不具合がないか確認する品質管理部門を作るなど、時代の変化に合わせた組織編制を行っていることも紹介しました。近年ではメタバース事業にも取り組むなど、時代やニーズに合わせ動いています。

講義後には学生からの質問があり、起業のメリットを本音ベースで語る永吉氏の言葉に学生たちは活力を得たようでした。

学生は「『迷ったなら起業するべき』という言葉に驚いたが、心に響いた」「お話を聞いていると、私の見ている世界は小さいと感じた」といった感想を述べました。

今回の授業で今年度のトップランナー特別講義はすべて終了しました。