1966年「真理愛好・個性尊重」を建学の精神に掲げて設立された神戸学院大学は、59年目の現在では、神戸市内にタイプの異なる複数のキャンパス、10学部・8大学院研究科、11,000人余りの学生数を擁する神戸市内で最大規模の文理融合型私立総合大学へと発展してきました。卒業生・修了生は10万人に近づき、産業界、国や自治体等の公共サービス分野、大学を含む教育界、NPO・NGOなど、実に多様な分野で活躍しています。

新型コロナ感染症が感染症分類2類から5類へと移行された昨年度、行動制限が解除され、対面での授業も全面的に復活しました。キャンパスには再び活気が戻り、学生たちの活動に熱気が戻ってきた一年でした。学生の「夢」や目標との出合いとその実現、達成のため、学内外を問わず多様な支援を行うという神戸学院らしい教育が再始動するとともに、さらなる進化を遂げようとしています。

私たちは、さらに新たな「知恵」と「工夫」を開拓、駆使して、少子・高齢化、DX（デジタル・トランスフォーメーション）、求められる専門知の統合等、変化していく社会ニーズにしっかりと対応し続けます。兵庫・神戸を代表する文理融合型総合大学として、社会の課題解決に資する幅広い人材の養成とともに、研究、社会貢献のさらなるレベルアップも推進していきます。今後ともご理解とご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年4月1日
神戸学院大学　学長
中村　恵