神戸学院大学

国際交流

「韓日大学生、友情の出会い」で韓国の協定校からの学生と交流しました

2023/08/29

参加者全員で記念撮影
参加者全員で記念撮影
中村学長の話を聞く韓国の大学生たち
中村学長の話を聞く韓国の大学生たち
自由に討論
自由に討論
討論の内容を発表する日韓の学生
討論の内容を発表する日韓の学生
熱心に討論する学生ら
熱心に討論する学生ら
討論の内容を発表する日韓の学生ら
討論の内容を発表する日韓の学生ら
打ち解けた表情で発表する学生ら
打ち解けた表情で発表する学生ら
笑顔で語らう日韓の学生たち
笑顔で語らう日韓の学生たち

駐神戸大韓民国総領事館主催、神戸学院大学共催の「韓日大学生、友情の出会い」のプログラムが8月28、29両日、本学ポートアイランド第1キャンパスで実施されました。

韓国からは本学の協定校からの大学生9人(祥明大学、朝鮮大学、韓国航空大学、聖潔大学)、本学学生は韓国語を理解し、話す各学部の6人(2日目は5人)が参加しました。

初日の交流会では、国際交流センターの岡部芳彦所長が司会を務め、最初に「本学の協定校は世界各地に50以上ありますが、隣の友好国である韓国の協定校との関係はとりわけ大切だと認識しています」とあいさつしました。韓日の学生が2~3人1組になって相手の国の言葉で自己紹介し、全員の前で相手の人のことを相互の言葉で紹介しました。

■スタジオジブリのアニメが人気
韓国の学生たちの日本語はかなりのレベル。「Jポップの音楽を良く聞きます」「スタジオジブリのアニメーション映画が大好きです」などと、日本のサブカルチャーに対する人気ぶりがうかがえました。本学の学生たちも「Kポップが大好きです」「韓国料理ではサムギョプサルが好きです」と、韓国への関心の高さを示していました。

最後にテーブルごとにグループになり、「韓国文化のここが好き」「日本文化のここが好き」のテーマで自由に話し合いましたが、打ち解けた雰囲気の中で本学の学生にとってはこれ以上ない韓国語会話の練習になりました。

2日目は韓国からの学生が中村恵学長、市川秀喜副学長、住智明大学事務局長を表敬訪問しました。テーブルを囲んで懇談し、中村学長は「実りのある討論を通じてお互いを知り、心の交流を進めてください」と呼びかけました。

■「韓国でも韓服を着る機会は減りました」
この後、日韓の学生たちは討論会を実施しました。まず、昨年交換留学生として1年間本学で学んだ祥明大学韓日文化コンテンツ専攻4年のキム チェリンさんが「紹介したい韓国の文化『韓服』について」のテーマでスピーチし、韓国の民族衣装「韓服(ハンボク)について話しました。「時代劇ではよく見る韓服も残念ながら現在の韓国では着る機会が減ってしまった」と嘆き、「着る機会がもっと増えてほしい」と語りました。

■「日本では完食が望ましく、韓国では少し残すのが良い」
一方、本学学生からは韓国留学経験のある経営学部4年次生の田中雄大さんがスピーチし、韓国人の友人たちに聞いた「気になる日本文化」について紹介しました。「ごはんを食べるときに茶碗を手に持って食べる」「(居酒屋などで)料理のお通しが出てくる」などと、ちょっとした文化の違いがいくつも指摘されました。あたりまえだと思っていることも韓国から見れば驚きがあることのようです。さらに料理に満足の気持ちを示すのに日本人は完食するのに対し、韓国では料理を少し残すことで用意してくれた人に満足の気持ちを表すことをアルバイト経験で学んだと報告しました。

■日韓トイレ事情の違い
スピーチを受けてグループ討議に入り、グループの代表が相手の国の文化について日本との違いや、自分の国が隣国からどのように見られているか、気づいたことを報告しました。「日本ではトイレで使用したトイレットペーパーは便器に捨てるが、韓国では汚物入れに捨てる」「コンビニで日本ではトイレが店舗内にあることが多いが韓国では外にしかない」などと、双方から微妙な日韓文化の違いが指摘されました。最後に全員が一言ずつコメントし、「とても勉強になりました」「韓国に帰ると日本の皆さんに会えなくなると思うと涙が出る」などと、素晴らしい出会いの企画になった感想が聞かれました。