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Close Up02 地域イベントでの教育連携 01. 「もとまち こども大学」の特別イベント

2018年、本学と大丸神戸店は包括連携協定を締結。
その取り組みの一つとして行われているのが、「もとまち こども大学」の活動です。
経済やサイエンスなど幅広いテーマのイベントが大丸神戸店の店舗で開催されています。

大丸神戸店と連携する
「もとまち こども大学」で
子どもたちの販売をサポート

子どもたちの創造性を育むため、相互に連携・協力し、地域社会の活性化や生涯学習の振興に寄与する目的で行われている「もとまち こども大学」。2017年から、さまざまなイベントが行われてきましたが、2019年9月には、本学経済学部の木暮衣里講師とゼミ生が子どもたちのサポート役として参加。兵庫県産の野菜・果物の販売をテーマに、「もとまち こどもマルシェ~マーケティングで学ぶ売れるお店のつくり方~」が、7日と14日の2日間にわたって開催されました。

1日目には、木暮講師や大丸神戸店のサービス教育担当者が、一般の応募者である小学生を中心とする子どもたちに接客や商品知識、仕入・販売計画について説明。2日目は、子どもたちが野菜や果物の栄養や特徴、試食時の感想を記載したイラスト入りのPOPを作成し、実際の接客をロールプレイングでシミュレーションした後に1階の外廊横のスペースで学生と一緒に販売を行いました。

株式会社大丸松坂屋百貨店 大丸神戸店
営業推進部 販売促進担当

吉本有希 さん
※2020年取材時
子どもたち、学生、地域に
貢献できる機会に

私たちは、2017年、震災後の復興グランドオープンから20年の節目を迎えました。地域に支えられた20年を振り返り、今後より一層、地域そして社会とともに大丸神戸店が成長するために今すべきことは何かを問う中で、神戸の未来を担うこどもたちの力に結びつくことへのチャレンジを決めました。

“未来をつくるこどもたちの創造性を高めたい”という想いをもって2017年より協働している「もとまち こども大学」では、屋上の畑や地階食品売場などを活用したオリジナルプログラムも実施し、参加者の皆様からも「また参加したい!」「百貨店で本格的な学び体験ができるなんてうれしい!」などのお声を多くいただいています。

「もとまち こども大学」は、学生のみなさまにとっての成長の場としてもあり続けたいと考えています。大学で学んだことのアウトプットに真剣に取り組まれ、主体性を持って「もとまち こども大学」と向き合う学生の皆様の姿はとても頼もしく、私たちにとっても多くの学びを得る機会となっています。私自身、神戸の企業と神戸の大学による産学連携の取り組みに携われていることをとても誇りに感じています。

「もとまち こども大学」が、「こどもたち」にとっては本格的な学びの場に、「学生」にとっては社会貢献・アウトプットの場に、「地域」にとっては子育て支援の場にと、それぞれの思いに応える場、結びつきの場として発展していけばうれしく思います。

経済学部経済学科 1年次生
吉原諒 さん
※2020年取材時
「人と関わるのは楽しい!」と
実感できる体験

小中学校のときは、引っ込み思案の性格。高校生の時に、それではいけないと感じ、生徒会活動などに参加することで徐々に積極的になりました。大学では、さらにアクティブに行動しようと、書店でのアルバイトで販売を経験し、地元でのボランティア活動で地域の人と交流するなど、より行動的に活動の場を広げていきました。「もとまち こどもマルシェ~マーケティングで学ぶ売れるお店のつくり方~」に参加したのも、より人と接したいとの想いが強くなったからです。

実際に参加してみると、子どもたちが集中力を保てず店頭の持ち場を離れたりして対応に苦慮することもありましたが、なんとか無事に終えることができました。この経験を通して、ゼミのテーマであるマーケティングの理論を実践するとともに、改めて「人と関わるのは楽しい!」との想いを実感することができました。

これからも、ゼミやボランティア活動などで地域に出ていく機会があれば、進んで参加したいと考えています。

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