長寿社会を迎えている現在、行政やビジネスにおいても
スポーツによる健康維持や生活改善に注目が集まるようになっています。
神戸学院大学においても、スポーツマネジメントユニットを母体とする
スポーツサイエンス・ユニットを2017年4月に開設。
所属学生は、地域を学びのフィールドに積極的な活動を展開しています。
学部を横断する実践的な学びで
地域社会の健康・スポーツ分野に大きく貢献
スポーツサイエンス・ユニットは、スポーツを多面的に学びたい法学部・経済学部・経営学部・人文学部・現代社会学部の2年次以上の学生が所属する副専攻的教育プログラム。従来の学部の枠にとらわれず学部の専門分野を学びながら「スポーツ」をテーマに、理論と実践を多角的に学びます。
学びの中でも、特に重視しているのはフィールドワーク。学内外のさまざまなプログラムに参加し、学生自身が実務に携わることで社会性を身につけ、広く地域社会に貢献できる人材の育成をめざしています。これまでユニット生は、神戸市西区の「いぶきの森」のウォーキングイベントや神戸市のNPO法人主催の「きらきら祭り」、「神戸マラソン」など数多くの地域イベントに学生スタッフとして参加。
また、社会貢献の一環として一般の学生や地域の方々に、スポーツに親しんでもらうことを目的に開催しているスポーツフェスタも、スポーツサイエンス・ユニットが実施する重要なイベントのひとつ。企画から運営までユニット生が担い、学びの機会となっています。
スポーツフェスタ
スポーツフェスタは、スポーツの素晴らしさや楽しさを学内外に広く伝えるためのイベント。近年では、ヴィッセル神戸との協働で開催されたサッカーイベントや、オリンピックに出場したビーチバレーボール選手によるバレーボール教室などを開催。スポーツサイエンス・ユニットに所属する学生を中心に課外活動団体の学生も加わり、実施しています。
〈実施例〉
●株式会社ミムラボ・三村仁司代表取締役の講習会の実施
●小学生対象のバレーボール大会・教室の開催
●ヴィッセル神戸と共同でサッカー教室やイベントを実施 ほか
学生VOICE
多くのフィールドワークに関わることで
主体的に取り組む姿勢が身につきました
スポーツ理論のほか、テーピングなど現場での実践的なスキルの習得や、地域で開催されるイベントにも携われることに魅力を感じ、スポーツサイエンス・ユニットに所属しました。多くのフィールドワークを経験し、2019年1月には、リーダーの一人として、スポーツサイエンス・ユニットが主催するスポーツイベント「Let's Play Volleyball in Kobegakuin」に参加し、企画・運営全体を統括しました。
イベントでは、小学生のバレーボールチームによる大会も開催し、出場チームとの連絡調整や組み合わせ表をはじめとする書類の作成、現場スタッフの管理など、運営に関わるあらゆることに携わりました。これまで経験したことのない業務ばかりで最初は戸惑いましたが、先輩からアドバイスももらいながら実行。大会直前に参加予定のチームが出場できなくなり、急きょ組み合わせの変更が発生するハプニングなどもありましたが、最後までやり遂げることができました。今まで自分たちが当たり前に参加してきたスポーツイベントが、多くの関係者の努力によって成り立っているということを痛感するとともに、リーダーを任せられることで主体的に行動できるようになったと感じています。
こうした体験を経て、より地域に貢献したいという気持ちが強まりました。今後は、ボランティア活動にも積極的に参加していきたいと思っています。
Event Schedule
「スポーツフェスタ」今後の予定
●バレーボール「Let's Play Volleyball in Kobegakuin」神戸学院大学杯第11回小学生(男女)バレーボール大会
- 対象:
- 2019年度小学生バレーボール連盟に登録しているチームが望ましい
●バスケットボール「バスケットボール教室」
- 対象:
- 神戸市ミニバスケットボール連盟登録の小学生(参加者は連盟からの推薦者)
●ヴィッセル神戸サッカークリニック
- 対象:
- 小学1~3年生とその保護者
●第11回チャリティー「フラッグフットボール港島カップ」
- 対象:
- 小学1~6年生(1チーム5名以上)150名