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CASE1:プロスポーツクラブとの連携「ヴィッセル神戸パートナーシップ事業」

スポーツ振興、教育・研究活動を通じて、学生の豊かな人間性を高め、
良識ある人間形成と地域活性化を図るため、
本学はヴィッセル神戸を運営する株式会社楽天ヴィッセル神戸とのパートナーシップを締結し、
共同でさまざまな事業を実施しています。
同じ神戸を拠点とする本学とヴィッセル神戸がパートナーシップを結ぶことで、
地域社会との結びつきを高め、学生もプロスポーツの現場から多くのことを学んでいます。

パートナーシップの締結を契機に取り組みが拡大
多彩なプロジェクトで学生が活躍

神戸学院大学と株式会社楽天ヴィッセル神戸は、パートナーシップを締結して以来十年以上にわたって、ヴィッセル神戸へのインターンシップ生の派遣や特別講義の開講など、さまざまな連携活動を行っています。

その間、パートナーシップ事業をきっかけに、ヴィッセル神戸を応援する「学生サポーター事業」をはじめとする数多くのプロジェクトが立ち上げられました。各取り組みはすべて学生によって企画・運営され、ボランティア活動や各種イベント、学部の特色を生かした産官学連携プロジェクトを実施。その活動は広範囲に広がっています。学生はこのようなプロジェクトを通じて、授業で学んだ理論をどのように実社会で生かすかを学びます。

01. 学生による連携プロジェクト

ヴィッセル神戸の本拠地である、ノエビアスタジアム神戸前の広場で東日本大震災や熊本地震の被災地を応援する物産展を開催。その他にも、産学連携として栄養学部の学生とジェイアール西日本デイリーサービスネットが共同開発した「味の世界旅行弁当」を、観戦チケットとセットにしてノエビアスタジアム神戸で販売するなど、学生が主体的に発案して多くのプロジェクトを実施しています。

〈実施例〉
●栄養学部コラボ企画「おいしいチケット」の販売
●留学生によるヴィッセル神戸観戦ツアーの開催 ほか

02. 「特別セミナー」の開催

ヴィッセル神戸関係者による特別講義を、年に2回実施。これまで、ヴィッセル神戸の寮、若手育成の拠点である「三木谷ハウス」で、選手の食事をサポートしてきたフードコーディネーターによる調理実習や、ヴィッセル神戸プロモーショングループのマネージャーによるプロスポーツチームの運営に関する講義など、多角的なアプローチからの特別講義が行われています。

〈実施例〉
●ルーカス・ポドルスキ選手の専属通訳・村上範和氏の講演会 ほか

03. インターンシップの実施

夏期休暇期間を利用した2週間のインターンシップを実施しています。参加する学生は、プロモーションやホームゲームの運営といった業務を体験しスポーツビジネスの現場を実践的に学びます。

04. 課外活動団体によるパフォーマンス

ホームスタジアムでおこなわれる試合の際に、チアリーダー部やバトン部、吹奏楽部などの課外活動団体がパフォーマンスを披露してゲームを盛り上げます。

〈実施例〉
●2018明治安田生命J1リーグの試合にチアリーダー部が出演
●2017明治安田生命J1リーグの試合で吹奏楽部が演奏 ほか

学生VOICE



学生サポーター
経営学部経営学科3年次生 ※2019年取材時

大須賀 皓紀さん

さまざまなことに挑戦することで
社会人としての素養が磨かれました

高校までサッカー部に所属し、ヴィッセル神戸の試合に何度も足を運び親しみを感じていたこともあり、学生サポーターに応募しました。メンバーとして、大学祭やオープンキャンパスでヴィッセル神戸のブースを運営したり、ガンバ大阪やセレッソ大阪をホームスタジアムに迎えて行われる“神阪ダービー”を盛り上げるためにチラシを配るなど企画や運営に携わりました。

一番印象に残っているのは、神戸学院大学創立50周年記念「学生チャレンジプロジェクト」に応募したことです。学生サポーターがオリジナルグッズ販売の企画を提案したのですが、集客を図るためのより効果的な方法を提案するように求められ、再考することになりました。残念ながら採択はされませんでしたが、この経験を通じて企画を通すことの難しさを実感し大変勉強になりました。日々こうした体験を積み重ねることでコミュニケーション力も磨かれ、誰に対しても臆することなく接することができるようになり、自信がもてるようになりました。同時に、スポーツマネジメントに対する関心も高まり、スポーツに関わる仕事をしたいと考えるようになりました。

学生サポーターの活動は、人として大きく成長できる場です。サッカーやスポーツに少しでも興味がある方は、一緒にヴィッセル神戸を盛り上げていきましょう。

※学生の主体的・自主的な活動を通じて、学生の成長とともに大学の価値を高め、ブランド力に寄与する優れた企画に対し、大学が人的・資金的に支援するプロジェクト


経営学部経営学科/スポーツサイエンス・ユニット
(チアリーダー部)3年次生 ※2019年取材時

河西 美海さん

大観衆の前で演技を披露することで
心からの感動と達成感を味わうことができました

高校まで10年以上、新体操に力を注いできました。大学では、その経験を生かした別のスポーツに取り組みたいと考え、チアリーダー部に入部しました。最初はチア特有の動作がなかなか覚えられず苦労しましたが、練習を繰り返すうちに踊れるようになりました。

チアリーダー部はいろいろなステージでパフォーマンスを行う機会が多いのですが、その中でも一番大きなイベントが、ヴィッセル神戸のホームスタジアムで年に一回行われるチア・パフォーマンスでした。振り付けを1ヵ月前から準備して本番に臨むのですが、チアにおいては、笑顔や手先の仕草まですべてを含めた“魅せる”演技が重要となります。ダンスに自信がなければ、その不安が表情にも出てしまうため、特に表現力を意識して練習しました。入部して数ヵ月での本番は緊張しましたが、練習の成果もあり納得できるパフォーマンスを披露することができました。スタジアム前の特設ステージに集まった方々の大きな拍手に、心から「楽しい!」と思うことができました。また、2年次には、より多くの観客の皆さんが見守るなか、スタジアム内のピッチサイドでパフォーマンスを行い、大きな達成感を得ることができました。

スタジアムを埋める大観衆の前で演技を披露するという貴重な体験は、本学のチアリーダー部員だからこそできること。できるだけ多くの方に、同じ感動を味わってほしいと思います。

Event Schedule

「ヴィッセル神戸パートナーシップ事業」今後の予定

●2019年明治安田生命J1リーグで吹奏楽部が演奏
●東北物産展
●ヴィッセル神戸サポーター考案イベント
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