演劇部
このクラブのここに注目! 文化会編(1)
舞台の感動を、より多くの人に伝えたい
演劇部
演劇部「劇団EXCLAMATION【!】」は、主に舞台での公演を発表の場として活動しています。活動の中心となるのは年4回開催される公演で、有瀬キャンパスのメモリアルホールや森記念文化体育館などで行われています。各公演が始まる2カ月前から練習を始め、熱のこもった舞台稽古を積み重ねて本番を迎えます。
演劇部では、役者はもちろん、演出、製作、舞台監督、大道具、音響、照明、衣装といった舞台に関わる全てに対して、公演の内容に応じて各自がそれぞれの担当に立候補し決定しています。そのため、基本的には部員全員が役者から音響まで幅広く対応することができるよう、各舞台を通じてさまざまな技術を身に付けていきます。また、各公演への参加は、作品に対する興味や授業とのバランスなどにより各部員の自主性にまかされており、希望者を募る形で行われています。採用される演目は、有名な脚本家の作品からインターネット上で公開されている無名の作家の作品、そして、本学演劇部の部員が創作したオリジナルの作品まで、ミーティングの際に部員があらゆる脚本を持ち寄って決定されます。演じる作品に関しても、時代劇からコメディー、シリアスなミステリーまで、自分たちが面白いと感じた脚本であればジャンルを問わず採用し演じています。
通常、年4回の公演は学内の施設を利用していますが、作品の内容によっては学外の施設を借りて実施される事もあります。過去には、明石市のお寺を舞台に演じられたこともありました。また、自分たちの舞台以外でも、文化会の他団体の公演やダイヤモンドフェスティバル、大学祭など学内で開催されるイベントの音響や照明は演劇部が担当し、イベントを支えるスタッフとしても活躍しています。そのほか、ここ数年、明石市の児童館から子どもたちのための芝居の公演をリクエストされるなど、地域での活動も行っています。今後は、近隣の大学の演劇部との連携を深めるなど、より幅広い層の方に見てもらえる方策を模索しているところです。
最近の主な活動 | |
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2007年度 |
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★公演予定
新入生歓迎公演 「good producer, good writer」/小舞真白 作
4/10(木)~12(土) 会場:メモリアルホール(有瀬キャンパス)
Message!
人文学部人文学科 2年次生 演劇部 部長 岩本 苑子さん
人文学部人文学科 2年次生 演劇部 副部長 姫路 香さん
演劇というと、演技に関して特別な技術を身に付けていないと舞台に立てないのではと思っている方も多いかと思います。でも、舞台では演じるだけでなく、音響や照明、衣装など裏方の仕事も多いので、音楽に詳しいとか裁縫が得意であるとか趣味や特技を生かすことができます。そうしたことから、裏方志望で入部してきている部員もいます。それと、脚本の選定から配役の決定、その後の練習、本番直前の舞台合わせと、役者と裏方皆が力を合わせて一つの舞台を作り出していくので、公演が終わったあとの達成感は何にも変えがたいものがあります。一昨年の10月、本学の第2文化体育館51会議室という普段私たちが練習しているスペースくらいの本当に小さな場所で公演したのですが、教室から溢れるほどたくさんの方が見に来られました。その時、客席と舞台の距離がほとんどなかったので、ダイレクトに観客の反応が感じられとてもよい経験になりました。舞台の一番の醍醐味は、こうしたライブ感にあると思いますので、まだ舞台を見た事がないという方はまず見にきていただきたいと思います。もっと早く見ておくべきだったと公演後に配るアンケートに感想を書いていた方もおられますので、とにかく一度舞台を見てください。本学演劇部部員の大半は大学から始めた初心者です。舞台の素晴らしさを肌で感じて、一度チャレンジしたいと思われた新入生は、ぜひ演劇部にお越しください。