みんな知りたいテレビの裏側。「アクティブ現社」でマスコミ通に!
「アクティブ・ラーニング」って、聞いたことある?
これは、教員から一方的に教わるのではなく、学生自身が動いて学びを深めていくという、能動的なスタイルの学び方です。神戸学院大学の現代社会学部は、学部全体の特色としてアクティブ・ラーニングを打ち出している、全国でも珍しい学部。地域の課題に向き合い、実際に解決していくことで「生きた知」を身につけられるような取り組みをしています。
そのアクティブ・ラーニングを体現している、「アクティブ現社」。
これまで、NPOで活動している方々と共同で行う子育てワークショップ、企業とのコラボレーションによる商品開発、ミュージシャンと学生が共同で企画・運営するコンサートなど、さまざまな企画を行ってきました。学外の専門家をゲストに招き、新鮮な学びを得られる、とっても貴重な機会なんです。
さまざまな興味深いプログラムの中でも、2年連続で開催された人気プログラムが、テレビ業界の第一線で活躍されている関係者の方を招いた講義。
2014年には「テレビの裏側って?」。
2015年には「テレビのお仕事」。
日常的によく見ているのに、知っているようで知らないテレビの中の世界。ギョーカイ用語で喋るプロデューサーがいて、若いADが先輩に怒鳴られ……なんていうイメージも、ドラマやバラエティ番組、つまりテレビから植え付けられたものだったりします。実際に現場はどんな様子なのか、ひとつの番組にどれくらいの人が関わっているのか、企画や内容はどのように考えられて決められているのか??
そこで、毎日放送の池崎光恭氏を講師に迎えて、テレビ局がどのような仕事をしているかについての特別講義を行っていただきました!
ひとつの番組ができあがるまでには、ディレクターや構成作家、リサーチャーなど多くのスタッフが関わり、長~い時間をかけて企画を練り上げ、さまざまな工夫を凝らしていることを、貴重な映像や写真を見せながら説明。テレビ業界で活躍するために必要なスキルについて語る池崎氏に、マスコミ志望の学生達は前のめり気味。熱心にメモをとり、次々と質問も飛び交い、まさにアクティブ・ラーニング!
池崎氏が強調したのは、「考える力」。
「ニュースを見る、知るだけでなく、なぜこのような事件が起きるのかという疑問に対し、自分の考えを持つことを普段から実践してほしい。考える力を持っている学生は話をするとすぐに分かります」
後半には、政治学・経済学・経営学を専門とする、現代社会学科の中野雅至教授も議論に参加して、さらに深く掘り下げた内容に。
「自分の頭で考えることが大事。型にとらわれず、面白いと思ったことはまずやってみる。大学時代は、その素地を作る貴重な時間です。学べる機会を放棄するのは惜しい。一日一日を大事に過ごしてください!」
池崎氏からの熱いエールを受けて、就職活動への気合いが増した学生たち。「テレビの仕事」を知って、テレビが「見る」だけのものから「考える」ためのものへと変わった、貴重な時間でした。