2016.10.07
魅力的な授業・研究
幻のイチゴ、40年ぶりの覚醒。栄養学部考案のスイーツレシピで町おこし。
神戸ルージュって知っていますか?
40年間の時を経て復活した、神戸生まれの伝説のイチゴの名前なんです。なんだかオシャレでキュートな響き。
このイチゴは昭和30年代に生まれた新品種で、実が丸くておいしいと評判を呼びましたが、露地栽培種だったため、ビニールハウス栽培が主流になるにつれて栽培されなくなっていました。それが、平成23年度に神戸市北区大沢町の町おこし事業として、神戸ルージュと名付けられて華麗に復活!
これを機に、神戸学院大学・栄養学部の1、2年次生が、神戸ルージュを使ったスイーツ開発にチャレンジすることになったのです。
味が良く、実もしっかりしていて、ケーキ用のイチゴとして優れている神戸ルージュ。
その魅力を引き出すスイーツを考え、何度も何度も試作・試食を繰り返しました。
大沢町を訪れ、栽培農家の方の意見も伺いながら、さらに磨きをかけていきました。
そしてついに、今年3月末に審査会が開かれました。見た目も華やかな、スイーツ作品10点がズラリ。フードコーディネーターの安藤美保さんや、神戸市北区大沢町のいちご生産農家・池本喜和さんら審査員の高評価を得たのは、濱田怜奈さんの「ベリーベリーゼリー」と、北隅晴菜さんの「いちごのスムージー」でした。
どれもおいしさバツグンでしたが、レシピとしての評価や作業効率などを考慮した上で選ばれたのは、この2つ。大沢町を盛り上げていく町おこしレシピとして、大活躍していくことでしょう。