「社会人の学び直しニーズ対応教育プログラム」選定事業(文部科学省委託事業)
高齢者リハビリテーション実技
担当:備酒 伸彦
この講座の主眼は「疑ってみる」ということです。
リハビリテーションって何でしょう? 介護とは何ですか? あなたの思っているリハビリテーションや介護と私が頭に描いているものは同じものですか? 人が求めるリハビリテーションや介護とは一体どんなものでしょうか?
リハビリテーションや介護というものは、人が人に関わるものだけに考えれば考えるほど「?」が浮かびます。
ところが実際の場面では、淡々とリハビリテーションや介護が行われています。もちろんこれは間違いではありません。考えているばかりで手が動かなければどうしようもありません。一方、リハビリテーションや介護の質を高めるために「考える」ことは不可欠です。
そこでこの講座では、色々な経験のある受講生(もちろん、リハビリテーションや介護の経験に限ったものではありません)と私が一緒になって、なんとなく分かった気になっているリハビリテーションや介護を、疑い・考え・話し合っていきます。
例えば、この講座ではこんなことを考えています。
認知症と身体障害のある人たちが、ごく当たり前のようにオープンサンドやピザを食べています。 これはただ国や文化が違うからでは説明のつかない姿です。 さて、この秘密はどこにあるのでしょうか? 私たちが関わるリハビリテーションや介護の場面に使える考え方や、技術を見つけることはできないでしょうか? |
このようなことを考え、話し合いながら この講座は進んでいきます。 |