神戸学院大学

本学の学生らが参画する「兵庫県地域創生ユースチーム」が本格始動しました

2018/01/19

県公館玄関前に集合した学生メンバー
県公館玄関前に集合した学生メンバー
金澤副知事から委嘱状を受け取る和合晃樹さん(現代社会学部2年次生)
金澤副知事から委嘱状を受け取る和合晃樹さん(現代社会学部2年次生)
アドバイザーの委嘱状を受け取る清原教授
アドバイザーの委嘱状を受け取る清原教授
県民会館で開催された全体会議
県民会館で開催された全体会議

兵庫県が誕生して今年で150年の節目を迎えるのを機に、県庁の若手職員らと学生が一緒になって若者の視点で長期的スパンの政策などを検討していく「兵庫県地域創生ユースチーム」が19日、始動しました。本学は昨年9月、県と「地域創生に係る包括連携協力協定」を締結、12月には神戸大、県立大、関西学院大の学生も参加し、本学でプレ・ワークショップを開催しています。ユースチームは来年3月までの間、大学生の県内就職の促進などの雇用政策や、安心安全の地域づくりなど幅広いテーマについて、グループごとに施策の立案を行うほか、SNSなどを活用した新しい兵庫の魅力発信などに取り組みます。

また、ユースチームを支援する、現代社会学部の清原桂子教授、岡崎宏樹教授、前林清和教授、日髙謙一准教授ら有識者12人からなるアドバイザーチームも発足しました。

本学は最多の10人が参加
ユースチームの学生メンバーは、本学の山下裕一郎さん、徳永佳那子さん(いずれも現代社会学部2年次生)、金子優さん(経営学部3年次生)ら10人のほか、関西学院大生9人、県立大生5人、武庫川女子大生5人、神戸大生、甲南大生各2人の計33人。このほか、県職員7人、伊丹市、赤穂市の職員各1人が加わりユースチームは総勢42人です。

この日午前9時から県公館で学生メンバーへの委嘱状交付式があり、金澤和夫副知事から一人一人に委嘱状が手渡されました。金澤副知事は「兵庫県の人口は2060年には360万人になるという予測があります。この2060年の姿を思い描いてどう取り組んでいくか。自分の生きる時代はこうあってほしいという気持ちを大切にして、できるだけ伸び伸びと意見を出し、大きな成果をあげてほしい」とあいさつしました。

3月には中間報告会を開催
その後、県民会館に場所を移し、第一回全体会議を開きました。全体会議は月一度のペースで開催するほか、ネットなどを活用しながらグループ活動を随時行っていき、3月には中間報告会を行う予定。また、就活などで来年度の継続が困難なケース学生もいることから、新年度から新たなメンバーを募集することも検討しています。

県内の大学を卒業した大学生の県内での就職は約30%にとどまっているほか、子育て世代の流出も懸案となっています。こうした状況を踏まえ、県は地域の持続的成長を担う人材を確保していくため、さまざまな地域創生戦略アクション・プランを策定。今回のユースチーム発足もそうした取り組みの延長線上にあります。

アドバイザーの清原教授は「行政の若手職員と大学生が、若者の視点から現代社会の課題に取り組む、全国に先駆けた試みです。本学の学生の活躍に期待しています」と話しています。