ヴィッセル神戸(クリムゾンフットボールクラブ)でインターンシップを行いました
実施詳細
日時 | 2015年9月7日~9月18日 |
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場所 | 株式会社クリムゾンフットボールクラブ(ヴィッセル神戸) |
実習人数 | 神戸学院大学 3年次生4名 |
趣旨 |
ヴィッセル神戸のインターン生4名 神戸学院大学とプロサッカーチームヴィッセル神戸は2005年よりパートナーシップを締結しており、スポーツ振興、教育・研究活動を通じて、学生の豊かな人間性を高め、良識ある人間形成の育成と地域活性化を図るため、共同でさまざまな事業を実施しています。インターンシップもパートナーシップ事業の一環として、学生が実際にプロスポーツの現場に行き、働くことに対する理解を深め、多くのことを学んで欲しいという想いで実現しています。 |
内容 | 地域密着の地道な活動からホームゲームの運営活動まで、様々なJリーグ・ヴィッセル神戸の仕事を体験し学ぶ |
事前レポート
インターンシップを行う際に「何のため」の業務なのかを意識づけて取り組めるようにする為、事前にホームゲーム観戦を行った後、スポーツビジネスやヴィッセル神戸について学ぶレポート課題に取り組みました。4名が取り組んだ課題の一部を紹介致します。
課題1
ヴィッセル神戸は下記のステークホルダー①~④から何を得て、またヴィッセル神戸がステークホルダーに何を提供しているのか、観戦を通して分かったことを【 】内に書き、それぞれについて述べよ。
①スポンサー企業
ヴィッセル神戸は、【 スポンサー費用 】を受け取り、【 宣伝・広告 】を提供している
スタジアムの看板・LED看板は勿論の事、試合前やハーフタイム中のスポンサー企業のCMから分かるように、大人数が集まるスタジアムでの宣伝は多大なる宣伝効果を生みますが、それだけでなく、スカパーのテレビ放送もあり、スタジアム外のブースではスポンサーである「エール・エル RL」のワッフルが販売されていて、入場者数以上の宣伝効果がJリーグの1試合で生み出す可能性があるという事が分かりました。
小杉 駿介 [経営学部3年次生]
②来場者
ヴィッセル神戸は、【 サポーターの声 】を受け取り、【 勝利 】を提供している
スポーツの世界、それはどちらかが勝つか負けるかです。試合を観に来てくれたサポーター、地域の方々には勝った姿を見せることが、クラブの向上、地域の活性化につながります。選手はサポーターゾーンに歩み寄り、サポーターや地域の方々の声を聞いています。選手は来場者がいなければ力を発揮できません。来場者がいてこそ、神戸が盛り上がるのだと思います。
内藤 将弘 [法学部3年次生]
③地域
ヴィッセル神戸は、【 チームのサポート 】を受け取り、【 地域の活性化 】を提供している
ヴィッセル神戸は、地域の方々からのサポートを受けています。地域の協力がない事にはチームの運営は決して成り立ちません。地域の方々の理解のもとでチームを運営しています。その代わりに、サッカーを通じて地域の活性化を図っています。実際に試合の日は多くの人で溢れてとても賑やかです。
山本 将大 [経済学部3年次生]
④ホームゲーム 運営スタッフ
ヴィッセル神戸は、【 チーム、スタジアム、選手の士気上昇 】を受け取り、【 最高の試合 】を提供している
運営はスタジアムを盛り上げ選手の士気を高めます。その選手は最高のパフォーマンスで最高のゲームをすることが出来ます。試合では裏でこうしたスタッフがいて成り立っています。試合にとっては欠かせない存在となっているのです。
中村 祐輝 [経済学部3年次生]
課題2
あなたもヴィッセル神戸にとって1つのステークホルダーです。これまで大学生活で経験したことを具体例に挙げながら、あなたが1スタッフとして自身のどのような働きかけで、何をヴィッセル神戸に提供出来るかを述べよ。
私は今、居酒屋でアルバイトをしているのですが、お客様に満足な時間を過ごしてもらう為に、普段だけでなく、年末やお盆休み等の忙しくなる中でもフロア全体を客観的に見て、どこを優先的にフォローしなければいけないかを考え、行動する事が求められています。私が1スタッフとしてアルバイトを通して学んだ「客観的に見る事」を実践することで、ヴィッセル神戸を主観的に考えすぎず、ヴィッセル神戸を応援する地元の住民として客観的に見て、ヴィッセル神戸に新鮮な考え・意見を提供できたらと思います。
小杉 駿介 [経営学部3年次生]
私がヴィッセル神戸に提供できることは、身近な人たちにサッカーの楽しさを伝えることです。私は大学のサッカー部の活動で、ヴィッセル神戸が主催の親子サッカークリニックの手伝いをしました。とても多くの親子が集まり、一緒にサッカーをしました。まだ小さい子供もいましたが、一緒にサッカーをすることによって子供たちがサッカーを好きになってくれたと思います。そういった活動を通じて今は小さい子供たちが、将来ヴィッセル神戸のサポーターになることによって、ヴィッセル神戸がより大きなクラブになることの手伝いがほんの少しでも出来ると思います。
山本 将大 [経済学部3年次生]
事後感想文
小杉 駿介 [経営学部3年次生]
感想:約2週間という短い期間でしたが、このインターンシップで沢山学ぶ事がありました。ヴィッセル神戸は昔から応援しているチームであり、私は何度もスタジアムに行った事がありますが、何度スタジアムに行っていても知る事のできない「裏方」の仕事を今回知ることが出来ました。スポンサーの方々から協賛を得るための企画、周辺住民の方々へのポスティング等、この文章に書ききれない沢山の地道な業務のおかげで多くの入場者数を集めているという事を、今回身を持って実感しました。今回お世話になりました株式会社クリムゾンフットボールフットボールクラブの皆様、本当にありがとうございました。
内藤 将弘 [法学部3年次生]
感想:私が今回のインターンで学んだことは、泥臭さです。様々な仕事の中で、特に団地に赴いてポストに試合のチラシを入れることをポスティングと言いますが、2日間かけて2万枚のチラシを配りました。このポスティングは年に数回しか行わない為、私にとってはとても貴重な仕事でした。実際にチラシを持参して試合に来られたお客さんは約250人でした。私達がポスティング活動をしなかった場合、お客さんは観戦に来ることはなかったので、来てくださったお客さんを見た時はとても嬉しかったです。地道な作業、活動がクラブを支えているのだと感じました。
中村 祐輝 [経済学部3年次生]
感想:非常に充実した2週間だったと思います。普段の学生生活では、絶対に経験出来ないことを体験させていただきました。細かな手作業から試合の準備まで、こんな仕事もしているのだと驚くことも大いにありました。中でも実際に地元神戸の街に飛び込み営業にひとりで行くという業務は、とても良い経験になったのではないかと思います。緊張であまりうまく話せなかったり、歩き回って汗だくになりながら挨拶したりと、これも貴重な経験です。実社会にふれあうことで就職への意識も高まり、こういう仕事もしてみたいなと思うことが出来たインターンでした。この経験は将来に必ず役立たせないといけないと思います。そして、忙しいシーズン中に、指導していただいたクリムゾンフットボールクラブの方々には感謝したいと思います。
山本 将大 [経済学部3年次生]
神戸学院大学のインターン生
(左から内藤、小杉、中村、山本)
感想:私は今回のインターンシップでサッカーに対する考え方が大きく変わりました。今まではサッカーをする側や見る側の立場でしか経験していなかったのですが、インターンシップに参加することによって「支える側」の立場を経験することが出来ました。今後サッカーをする時や試合観戦に行く時に支える側の視点からも考えることが出来るようになり、楽しみ方が増えました。
文責:社会連携グループ