Plan04 附属高等学校のポートアイランド移転
神戸学院の校祖・森わさが、1912年(明治45年)に「報恩感謝・自治勤労」を校訓として、わずか8人の生徒で授業を開始した森裁縫女学校。これが、神戸学院大学附属高校の始まりです。今回、校舎が築後80年あまりを経過して老朽化が進んだことや、グラウンドなどの施設も手狭になったことで移転を決定。神戸市兵庫区よりポートアイランドの地に移転することになりました。新しい校舎は、大学のポートアイランドキャンパスに近接する敷地に建設。総敷地面積は約48,000m2となり、現在の約5倍の広さに拡張します。
ポートアイランドに移転することで、施設・設備での安全、快適な教育環境が整うだけでなく、学習面やクラブ活動などにおいても大学との連携を密に図ることが可能になります。こうした高大連携の強化は、神戸学院全体の教育の質を押し上げ、地域の教育に対する貢献にもつながるものと期待しています。
本校に関して、「中期行動計画」の中で、これからの100年に向けていくつかの提言がされました。その中でも教育環境の整備は長年の大きな課題でしたが、このたびポートアイランドへの移転が決定しました。このことによって、単なる教育環境改善にとどまらず「中期行動計画」で提言したいくつかの項目が実現可能となってきます。
そのいくつかについて述べますと、移転先については、校地面積が広がることで、課外活動をさらに活性化することができます。また新しい社会に即した教育環境の整備が可能となることによって、新しい時代に対応した国際教育、情報教育などの今より進化した教育内容の展開もできます。さらに、神戸学院大学ポートアイランドキャンパスの目の前にあることにより、互いの教育施設を利用することによる幅広い教育活動、高大連携教育や課外活動においての新たな大学と連携した展開が可能となり、これまで培ってきた、高大連携教育をさらに推進することができるようになります。