千足恭司講師に聞く 一問一答/カリスマ講師が導く宅建・行政書士合格への道【後編】
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- 成績が上がらない学生には、どんなフォローをしていますか?
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一度挫折してもやり直せると思えるよう、学生の“気づき”を促す
授業に関しては、なるべく易しい問題を投げかけ答えてもらうことによって、自信をつけてもらいます。
それでも成績が振るわない学生には、声をかけ、現時点のポジションについて話します。その際、私は引き止めるということはあえてしません。同じ内容の勉強をしていて成績が上位の学生もいるという事実を受け止め、本人たちが改めて自分の勉強法を見直すことを願ってのことです。
ただ、これまでの講師人生のなかで、何人もの学生が一度挫折しても再度私の授業に挑戦してくれています。成績が上がらないのは自分自身に原因があるのではないのか。そう気づいてくれる学生が多いからでしょう。ですので、学生には1年くらいの遅れはすぐに取り戻せるから、いったんインターバルをおいて、自分がどうしたいのかもう一度じっくり考えなさいとアドバイスしています。
100%の力で受講生と向き合い、とにかく合格率をアップ
こうして戻って来てくれるためには、合格率を上げ実績を積み重ねることがとても重要です。受講生の多くが資格試験に合格しているという圧倒的な実績があるからこそ、学生は学力が向上しない責任は自分にあると理解することができるからです。
何より、合格率を上げるには私自身も常に100%の力で学生と向き合う必要があります。そうでないと、誰も本気でついてきてくれませんから。
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- 学生には、この授業での経験をどう生かしてほしい?
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社会で成功するために必要な精神力を講座で鍛える
今まで他大学等で指導させていただいた方々から、「先生の授業のおかげで鍛えられた」「授業のときに諭された言葉の意味が社会に出てから分かった」などと感謝の言葉をいただくことがあります。自分がやって来たことが間違っていなかったと感じることができ、私自身感慨深いものがあります。
私の授業は、学生にとってはおそらく“人生で一番勉強した”体験になると思います。そのときは辛くても、それを乗り越えることで、彼らが将来社会に出て壁にぶち当たることがあったときに必ずこの経験が生きる。そう信じて授業を行っています。
受講生の皆さんには、困難に打ち勝ったという経験を、ぜひ今後の糧にして頑張ってほしいと思います。
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- 最後に、講座の受講を考えている学生にメッセージをお願いします。
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白紙の状態で真剣に授業に臨めば、自ずと道は開ける
神戸学院大学の学生は、ものすごく素直です。それだけに、こちらが教えたことに対する吸収力が高く、ぐんと学力が伸びる可能性を秘めていると思います。
資格に関する予備知識などは、特に必要ありません。むしろ、白紙の状態で授業に臨んでいただきたい。そうすれば、私も全力ですべてを伝えて、必ずや合格できるように導きます。
宅建も行政書士も、正しく努力すれば誰でも手に入れることができる資格です。ぜひ、一緒に合格を勝ち取りましょう。
Profile
C&Wパートナーズ株式会社 代表取締役
千足恭司 Kyoji Chisoku 1968年 兵庫県生まれ
[主な講師歴]
神戸学院大学:宅地建物取引主任者講座・行政書士講座(2013年~)
中京大学:行政書士講座(2000年~2012年)
宅地建物取引主任者講座(2001年~2012年)
住友不動産販売株式会社:宅地建物取引主任者企業研修(2010年~2011年)
三井不動産株式会社:宅地建物取引主任者企業研修(2010年)
ほか多数