千足恭司講師に聞く 一問一答/カリスマ講師が導く宅建・行政書士合格への道【前編】
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- 授業を行う上でのモットーは?
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難易度が高いからこそ、社会的保証を手に入れられる
学生の将来における“保証書づくり”と自己能力のアップ、そして学生に自信をつけてもらうこと。この3つを念頭において授業を行っています。
“保証書づくり”と“自己能力アップ”についてですが、資格取得と言っても多少の勉強で通ってしまうような資格では、その両方を満たすことはできません。試験そのものが難しく、社会的に評価が高い資格を取得するということが大事なことなのです。そのため、宅建や行政書士資格の取得をすすめています。
真剣に学んでやり遂げることで身につく、揺るぎない自信
レベルの高い資格を取得するためには、学生は必死に勉強に取り組まなければなりません。そうした、今までにないくらい勉強することで、学ぶ態度や忍耐力を身につけ、何かをやり遂げる精神力が自然に養えるようになります。
それが結果として自己のさまざまな能力を上げ、なおかつ、それにより得た資格そのものは学生の質の高さを保証するものとなり、3年次から始まる就職活動にも有利に働くようになります。それが結局のところ、自分自身に対する揺るぎない自信にもなっていきます。
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- 授業に集中させるコツは?
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何事もまずは礼儀から。すべてはそこからスタート
私の講座ではまず、授業に臨む姿勢や礼儀を教え込みます。挨拶をきちんとする、帽子をかぶったり頬杖をついたりして授業を受けない。そういった、人として当然のことを徹底指導しています。私は、最低限の礼儀が守れない人間が資格を取得しても、社会で通用しないと考えています。何より、集中力を維持するためにも必要なことです。
さまざまな工夫を施し、目標が達成できるよう授業をコントロール
授業の具体的な進め方については、宅建と行政書士資格の勉強は難解な法律用語が数多く出てくるため、新聞を用いてなるべく学生に身近な問題とからめて分かりやすく解説するようにしています。そうすると、興味を持って耳を傾けてくれます。さらに、授業中は学生一人ひとりにアイコンタクトを取り集中しているか確認。その時々の学生の雰囲気を把握し、授業に変化をつけるよう配慮しています。
また、学生自身に目標を設定させて自らそれに向かって勉強することで自主的に勉強するという習慣をつけてもらう、あるいは、クラスをいくつかの班に分けてグループ間で成績を競わせるといったことも行っています。
初心忘るべからず。垂れ幕で受講生のやる気を鼓舞
人は初心を忘れがちです。そのため、最初の授業で自分たちの目標を垂れ幕に寄せ書きにしてもらい、毎回教壇のそばに吊るすようにしています。自分の決心を書いた垂れ幕が常に目の前にあることで、学生はいつでも目標に立ち返ることができ、モチベーションを持続することができます。こうした工夫も、大きなポイントでしょう。
以上のような指導により、何時間にも及ぶ講義時間、半年続く長丁場の講義期間においても、クラス全体が集中力を切らさない状態を保つことができていると思います。