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介護の視点でリノベーション。団地再生に学生のアイデアを投入!

1960年代の高度成長期に、日本全国で一斉に切り拓かれた団地・ニュータウン。50年以上が過ぎた現在、その多くは建物の老朽化・入居者減少という問題に向き合っています。
兵庫県が、団地・ニュータウン再生のモデル地区として指定している明舞団地では、団地の活性化のためにさまざまなリノベーション・まちづくりの取り組みを行っています。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科(糟谷佐紀准教授)の学生も、この明舞団地再生プロジェクトの一翼を担っています。学生たちは医療・介護について学んだ知識をもとにリノベーションのプランを練っていきました。

そして、2015年11月に、公的介護保険と県の「人生80年いきいき住宅助成事業」を活用した、高齢者向けのプランを考案!(株式会社メゾンデールとの共同提案)

明舞団地におけるリノベーションモデル企画提案が採択。(2015年)

介護保険の住宅改修費の支給による20万円を使った場合と、兵庫県の住宅改造助成事業を使った場合など、実態に即したプランを提案。今後介護が必要な状態になっても、現在の部屋を改築するだけで心地よく住み続けることができる、実現度の高いものとなりました。

具体的なリノベポイントは、浴槽の段差の解消や手すりの取り付け、和室から洋室へ床材を変更するなど。要介護者と次世代を生きる人々が快適に過ごせるアイデアを盛り込んだ物件として、団地の一室が再生しました。

そこに暮らす人のことを考え、動作や動線を具体的にイメージして、デザインした部屋。実際に改修されたモデルルームの公開時には、学生たちが見学に訪れた人に設備の説明をして、直接感想や意見を得られる貴重な機会となりました。

大学内だけでは得られない、活きた学びのチャンスにあふれている、神戸学院大学ならではのプロジェクトです。

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