大学を卒業したその先に、どんな未来が広がっているのか? すでにやりたいことが決まっている人も、大学に入ってから未来の可能性を模索したい人も、それぞれに期待と不安の両方があると思います。神戸学院大学で学んだ先輩たちは、どんなふうに夢を見つけて、どのようにしてその夢を叶えたのか、4人のストーリーをご紹介します。
4人それぞれの〝卒業後の未来“から、あなたが夢を見つけ、叶えるためのヒントをぜひ見つけてください。
- お仕事のやりがいはココ!
- 医師や薬剤師などの医療関係者に対し、自社製品に関する情報の提供を通じて患者さんの健康回復に貢献するのが仕事です。「垣谷さんのおかげで苦しんでいた患者さんの病状が良くなったよ。ありがとう」と医師から感謝されたときは、本当にうれしく大きな励みになります。
- 大学で学んだことがココに生きている!
- MRには、医療関係者一人ひとりに合わせた対応が必要です。そのためのコミュニケーション力や人と信頼関係を築く力は、総合大学だからこその幅広い交友関係を通して培われました。インターンシップで築いた同期のネットワークは今でも続いていて、刺激を与え合う大切な関係です。
- これからの目標
- 医療関係者から「困った時は垣谷に聞く」と言っていただけるぐらい信頼されるMRになりたいです。そのために医療の幅広い知識を学び続けるだけでなく、人間性にも磨きをかけ、社内でも頼りにされる存在になりたいと思っています。将来的には第一線での経験を活かし、新人の指導などに携わりたいですね。

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STEP 1
当初は薬剤師に興味があり、総合大学で学べば多様な価値観にも触れられると、神戸学院大学の薬学部を選択。
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STEP 2
薬学の学びに力を注ぐ一方で、ダンスサークルなどの課外活動にも活発に取り組み、学部や学年の枠を超えて交流の輪を広げました。
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STEP 3
2年次に、就職活動に取り組む先輩を通じてMRという職業を知り、興味を持ちました。5年次に製薬会社4社のインターンシップに参加し、幅広く人と関われるMRになることが明確な夢に。
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叶えた夢
卒業試験や国家試験に合格し、希望の仕事に就くことができたのは、最後まで決して見捨てず励まし続けてくれた学部の先生方のおかげです。MRは人命に関わることに加えて会社の業績の責任も負う難易度の高い仕事ですが、だからこそ大きなやりがいを感じています。
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身についた力
自身の視野を広げたいと、薬学部だけでなく他学部の学生や先輩、後輩とも積極的に交流することを心がけました。そのおかげで身についた誰とでもすぐに打ち解けられるコミュニケーション力や、多様な考えを受け入れる柔軟性は、今の仕事にそのまま活きています。
- お仕事のやりがいはココ!
- 兵庫県立相生高等学校に事務職員として勤務し、教職員の人事関連の管理事務に幅広く関わっています。感謝のお言葉をいただきつつ学校運営を支えていることにやりがいを感じています。また、生徒達の成長を身近に感じられることは、教育現場を支援するうえでの大きな喜びです。
- 大学で学んだことがココに生きている!
- 公務員に求められる、先を見据えながら計画的に仕事を進める推進力は、防災・社会貢献ユニット※1や東日本大震災のボランティアなどでのプロジェクト経験に基づいています。多くの地域の方々と関われたことで、常に相手の気持ちを考えて接するという姿勢も身につきました。
- これからの目標
- 大学での海外研修を通じて、国の防災力を高めるには、まず「国民が防災について知る機会を増やすこと」が重要だと気づき、兵庫県庁の教育事務職員として防災教育に携わることが目標となりました。今後は学校運営で得た知見を防災教育の推進に活かし、防災都市としての地域の発展に貢献したいです。

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STEP 1
防災に関心があり、震災ボランティア活動に参加。防災・社会貢献ユニットに所属し、学生消防団にも入隊。
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STEP 2
カンボジアでの海外研修に参加。現地の大学生との交流や、子どもたちに防災を教える経験などを通じて、防災教育の必要性を実感。
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STEP 3
ボランティアも継続する一方で、3年次からは公務員試験対策講座を受講。キャリアセンターでの面接指導や、課外講座・資格サポート室での助言も受けつつ、県の教育事務職を志して尽力。
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叶えた夢
公務員試験対策講座では筆記試験対策に加えて面接対策も実施。キャリアセンターで模擬面接も受けられたので、安心して試験に臨めました。ともに頑張った仲間を含め、多くの教職員に支えられたことが原動力となり、難関試験を突破することができました。
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身についた力
防災行政学や防災教育学を中心に学ぶ一方で、ボランティアで何度も東北へ。復興支援に継続的に関わることで、人とのつながりの大切さを学ぶと同時に、人間関係を築く力や課題解決能力などが養えました。試験対策で培った集中力や忍耐力も今の仕事に不可欠です。
- お仕事のやりがいはココ!
- 食育に関する授業と、献立の作成、衛生管理・調理指導といった給食管理が主な仕事です。授業でこちらの想像以上の意見が出るなど子どもの成長を感じた時はとてもうれしいです。子どもたちが食の大切さを知ってくれ、給食で苦手な食材を完食してくれたときにも強いやりがいを感じます。
- 大学で学んだことがココに生きている!
- 神戸学院大学では食や栄養に関して医学的な視点も含めて幅広く学べ、あらゆる授業が今の基盤になっています。特に「栄養教育論」で培った、専門的な知識をわかりやすく伝えるスキルが役立っています。実習での経験も、調理師さんと意思疎通を図る助けになっています。
- これからの目標
- 教員としては、教材をさらに創意工夫し、子どもに楽しんでもらえる授業をすること。給食管理の面では、色々な料理を研究し、自分の思いを込めたオリジナルの献立が出せるようになること。おいしくて体にもいい地場産物や旬の食材を取り入れ、給食を生きた教材として子ども達に伝えていきたいです。

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STEP 1
栄養学に興味はあったものの将来像は明確に決めていなかったので、幅広く学べる神戸学院大学で可能性を模索。
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STEP 2
1年次から栄養教諭の教職課程を履修し、3~4年次には実習や国家試験対策にも尽力。病院や民間企業も視野に入れつつ就職活動へ。
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STEP 3
4年次での教育実習をきっかけに、栄養教諭が夢に。教育実習先の先生の熱心な指導に支えられて成し遂げた給食指導で、やりがいを実感。子ども達の成長を見られた喜びも大きかったです。
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叶えた夢
学部の先生方の親身な支援もあって、管理栄養士の国家試験と教員採用試験の両方に合格!栄養教諭は、健康的な食習慣をつくり病を予防する助けができる職業です。そして、子ども達の心身の健康を支え、可能性を育むことのできる素晴らしい仕事だと実感しています。
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身についた力
豊富な実習を通して、食べ合わせや栄養価、おいしさなどを総合的に考えて食材を選択し、献立を考える力といった、多彩な実践力が身につきました。栄養教諭としての基礎はもちろん、臨床栄養学などの医学的な知識など生きるうえで重要な視点も得られたと思います。
- お仕事のやりがいはココ!
- 個人のお客様を対象に、資産運用や相続対策などに対するアドバイスやご提案をしています。お悩みを解決できたときや、ニーズを先読みしてお役に立てたときは喜びもひとしお。大切なお金を扱い、お客様の人生を支えられる仕事はやりがいに満ちています。
- 大学で学んだことがココに生きている!
- ゼミで磨いた分析力やプレゼンテーション能力は、対話を通じてお客様ご自身でも気づかれていないリスクやチャンスを発見し、最善のプランを提案する際にとても役立っています。宅地建物取引士など様々な資格取得にも力を入れ、その知識が現在の業務に活かされています。
- これからの目標
- 資産運用や保険、融資など、多角的な提案ができるのは銀行員の仕事の魅力。今後は経営についても専門知識を深め、法人のお客様のお役にも立てるようになるのが目標です。地域の中小企業を応援したいという思いもあって選んだ道なので、きめ細やかに寄り添って、地域の活性化にもつなげたいです。

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STEP 1
証券会社に勤める母親の影響で金融業界に興味を持ち、経済学部へ。1年次の授業で日商簿記3級を取得。
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STEP 2
防災・社会貢献ユニット※1やカフェでのアルバイトで人の役に立つ喜びを体感。インターンシップでりそな銀行に行き、第一志望に。
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STEP 3
3年次から就活塾※2に参加し、先輩方からエントリーシートの添削や面接指導を受けつつ、目標に向かって頑張る仲間と切磋琢磨。FP2級※3の資格も取得するなど、就職に向けて全力投球!
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叶えた夢
就活塾に加えキャリアセンターもフル活用。親身に自己分析の指導をいただいたことで自分の軸が定まり、迷いなく就職活動に臨めました。4年次の4月に内定を獲得してからは、実務に備え宅地建物取引士の課外講座を受講。半年間必死に対策し、無事に合格しました。
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身についた力
ボランティアやアルバイトを通して学び得た、人に喜んでもらうことが自らの幸せだという価値観は、仕事をするうえでの原動力になっています。就職活動や資格対策を通じて、努力の大切さを学んだことも大きな糧に。自発的に考え行動できる自分になれました。
- ※1 防災・社会貢献ユニットは2014年4月より現代社会学部社会防災学科としてスタートしました。
- ※2 就活塾とは、志望企業への内定を目指す学生を対象に、早期からの就職活動をサポートするプログラムです。
- ※3 ファイナンシャル・プランニング技能検定2級