神戸学院大学の卒業生がどんなフィールドで活躍しているのかを紹介します。
大学での学びを生かし、MRの経験を積み、将来はMRを支える仕事がしたい
MR(医薬情報担当者)
旭化成ファーマ株式会社
巽 瞳 さん 薬学部 薬学科 2014年卒業
WORKS [今の仕事内容]
医療関係者に自社医薬品の情報を提供し、医薬品の適正使用を通じて患者さんの健康に貢献する仕事です。コミュニケーションの相手は医師や薬剤師、看護師が中心で、自社医薬品の使用感やご要望をお聞きするなど、より良い提案を行うために必要な情報のヒアリングも行います。
SCHEDULE
7:00 | 起床 |
---|---|
8:00 | 出社 メールチェック・内勤または特約店訪問 |
11:30 | クリニック訪問 |
13:00 | 病院訪問 (空いた時間に昼食) |
16:00 | クリニック・病院訪問 |
19:30 | 資料作成・翌日の準備 |
20:30 | 帰宅 |
24:00 | 就寝 |
- クリニック・病院訪問
- 担当医療機関を訪問し、パンフレットや資料をもとに、自社製品を紹介します。効果・副作用情報や患者さんの声などの情報も収集します。
- 資料作成
- 自社製品を提案する際には投影資料で説明することも。訪問先からの疑問などについて調べ、資料にまとめます。
Q&A
- 企業選びの決め手は?
- 5年次の実務実習でMRの方が「薬のプロ」として医師や薬剤師と話す姿を見て、たくさんの方に影響を与えるMRの仕事に就きたいと考えるようになりました。私が就職した製薬会社は、人の暮らしに目を向けて医薬品の研究開発や販売までを行っています。その点に魅力を感じたのが決め手でした。
- 神戸学院大学の学びが生きていると感じる点は?
- 実習や研究室でプレゼン経験を積んだおかげで、人前で話すことに慣れ、プレゼンのコツを掴みました。「短い時間でわかりやすく話す」「ポイントで伝える」という学びは、忙しい医療関係者と話す際に生きています。総合大学ならではの幅広い交流を通して身についたコミュニケーション能力も役立っています。
- 今後の目標は?
- 「巽に聞いてみよう」と、医療関係者の方や、社内でも頭に浮かべてもらえるような信頼されるMRになりたいと考えています。将来はMRを支える「学術」の仕事に就きたいという目標もあります。そのために日々勉強を重ね、MRの経験を積んでいきたいと思っています。
明石の文化芸術活動をサポート。市民の「これがしたい」という思いに応えたい。
公務員
明石市役所
黒田 卓 さん 法学部 法律学科 2014年卒業
WORKS [今の仕事内容]
明石市文化振興課より派遣され、公益財団法人明石文化芸術創生財団で市民の方々の文化芸術活動のサポートをしています。市民と行政の中間支援組織として、文化芸術関連のイベントを開催するだけでなく、作品や活動を発表したいといった市民の相談に対応。展示ができる会場の案内やコーディネート、情報提供を行っています。
SCHEDULE
7:30 | 起床 |
---|---|
8:55 | 始業 メールチェック、事務作業 |
11:00 | 打ち合わせ |
12:00 | 昼食 |
14:00 | 会議 |
16:00 | 事務作業、企画書作成 |
19:00 | 帰宅 |
24:00 | 就寝 |
- 打ち合わせ
- イベント開催に向け、市民の方々と職員が一緒になってどうすれば要望に合ったものができるかを話し合います。
- 企画書作成
- 打ち合わせした内容を資料としてまとめます。部署内や関係各所で企画書を共有することでスムーズな連携ができます。
Q&A
- 企業選びの決め手は?
- 誰のために何かをしたいという気持ちがあり、初めは警察官になろうと考えていました。それが変わったのは東北でボランティアを経験してからです。多くを失った被災者が頼れるのは行政しかない、それに応えようとしている行政の姿勢を見て、これほど信頼され、人のためになる仕事はないと感じたのが決め手です。
- 神戸学院大学の学びが生きていると感じる点は?
- 市民の方々のニーズに応えるためにはコミュニケーションが大切です。一つひとつ話を聞き、「あなたなら信頼できる」という関係を構築することで、思いをくみとったより良い支援ができます。学生時代、ボランティア活動で見たものや被災者の思いに寄り添う姿勢が、現在の業務に生かされています。
- 今後の目標は?
- 市役所の仕事は多岐にわたり、異動は転職と同じといわれるほどです。それが魅力の一つですが、その中でも共通する事務作業をまずはしっかりとこなし、どの職場でも活躍できる応用力を身につけるのが目標です。そして、いつか安全を守るための部署に就き、市民や明石市に貢献したいです。