科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
教職入門 (資格)【人文学部】/Introduction to Teaching Profession |
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授業コード /Class Code |
G001491001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(前期)/TUE5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
井上 豊久/INOUE TOYOHISA |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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井上 豊久/INOUE TOYOHISA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面で行うがアクティブラーニングも取り入れる |
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授業の目的 /Class Purpose |
DP9の学部教育と融合した教職教育を通して学校、社会の課題を理解することを目的とする。本講義を通じて、急激な社会の変化の中で生じている学校教育現場の課題をふまえながら、これからの社会に求められる教員の役割と職務についての認識を持つようにし、教育課題への問題意識の向上を図る。特に、本学のディプロマポリシーの内容に即して、教員としての専門性と公共的役割を考え、教員となるために必要な基本的資質や能力、態度の習得を目指す。そのために、講義を通じて、ICT等の道具を活用する能力や、協働で問題を解決する人間関係力を高め、自主的自律的に学習に取り組む力を毎回の講義で習慣として育てる。その過程で受講生自身により、教員としての適性についての考察を促す。この目的達成のため、本学DPの専門的知識・技能を身につけ、思考力・判断力・表現力と共に、主体的に深い学びを行うことを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)自己の教育体験を相対化するレポートの作成や、グループ討論を通じて、各自の授業や学校生活の経験から、教師の役割についての理解を深めることができる。 (2)教員の専門性と公共性を理解し、教員の仕事の目的が、児童・生徒の人格の向上や完成にあることを理解できる。 (3)教員養成制度や資質向上のための研修制度について学び認識すると共に、自らの教員適性やキャリア選択について判断できる。 (4)児童・生徒の発達に応じて、どのような教育内容や方法が必要かを認識し、そのための教科指導や学級運営、生活指導の方法を習得できる。 (5)学校組織や地域社会の一員としての教員についての認識を深め、具体的な役割について考えることで、教員の社会的な役割を知ることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
教師の役割、教職の基本的知識、教師の資質、学校の課題 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は、講義を基本とするが、講義内では、多様な学習法を同時に学べるようにするとともに、動画を適宜用いる. |
履修するにあたって /Instruction to Students |
教職入門は、教職課程を履修する上での必修講義です。最初から教職免許取得をめざすかどうか、その判断に迷う場合は、まずは履修してみて、この仕事が自分に適しているかどうかを考えてください。教職は、人に教えることを専門的な仕事とする職業です。もし、教職免許を取ることはないが、人に教えることや教育関係の現状や課題を学びたいという学習者も歓迎しますので、教育の領域の面白さを講義から学んでみてください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
各回120分以上の自己研究を基本とする。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
随時 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
個人レポートの提出(1回)を求め、形成的な評価を行う一方、最後の小テストを含めた総括的な評価を行う。レポートの提出は8割以上の成績、テストも8割以上を合格基準とする。できるだけ、講義内でのキーワードをきちんとノートにまとめておく。キーワードを中心に最終テストを行う。毎回にミニッツレポート30点、中間試験20点、最終試験50点とする。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
立田慶裕『キー・コンピテンシーの実践ー学び続ける教師のために』明石書店、2014 立田慶裕・今西幸蔵編『学校教員の現代的課題』法律文化社、2010 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンスと自己診断等アンケート | 教師という職業について、これまでみなさんが持ってきたイメージをふり返る学習を行い、人として学ぶことと、教えることの意味を深く学ぶ。また、今日の重要な教育課題を説明するとともに教職に関する自己診断アンケートを実施する。 | |
2 | 第2回 | 教職の意義 | 教職は、基本的に児童・生徒の人格の完成をめざして指導することが目的であり、教師の職務内容やその役割について知ると共に、教育公務員として法を遵守し、研修を通じて、教員自身が人間としての成長を図っていくことの重要性を学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 公・指導者・支援者としての教師 | その任用制度や教員免許制度について、詳しく学ぶ。公・指導者・支援者としての教員が守るべき規則や考え方を知る。 | |
4 | 第4回 | 教師の専門的な資質と能力 | 教師養成制度や資質向上のための研修制度について学び、自らの教師適性やキャリア選択について深く考え、学んでいく。 | |
5 | 第5回 | 学校公務、教育の現場から | 学校における組織人としての公務分掌について理解する。新たな教育の取り組みや先端的な教育の事例を知ることによって、教育の未来像について話し合う。 |
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6 | 第6回 | 学級の経営、学習指導と授業づくり | 子どもの自律的な発達に即して、どのように学級の運営を行っていくか、を学ぶ。各教科に応じた指導案の作成を通じて、どのようにして授業を形作るか、また授業作りの経験から、教員が何を学んでいくかについて学ぶ。年間の指導計画、各授業の指導案、単元における指導案など、指導案のテンプレートを用いながら、基本的な授業計画の立て方を学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 教育課程の編成と地域との協働 | 授業作りのための前提として、学校段階に応じて、どのような教育課程の編成が行われているかについての知識を習得するとともに、学習指導要領の変化の中で、カリキュラム・マネジメントのような手法をどう取り入れていくかを学ぶ。また、最近重視されている地域との協働、コミュニティスクール等についても考える。 | |
8 | 第8回 | 中間試験 | これまでの学習・研究内容について中間試験を行う。 |
持ち込み可、スマホ不可、これまでのレジュメ等必ず持参。 |
9 | 第9回 | 多様な教育のスキル | 教師は、生徒ひとりひとりの学習者としての特性を把握しながら、授業や学校生活の場を通じて指導する専門的スキルを持つことが求められる。教育の方法について、古典的な教育スキルから、現代のICTを活用したスキルまで、多様な教育方法について概観し、基礎的な教育スキルを学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 教師の専門性の向上と生徒の理解と生徒指導 | 教師の専門性の基本的理解とその向上について検討する。教師は、生徒ひとりひとりとの対話を通じて、生徒の個別的な発達に応じた指導を展開していくことが求められる。その指導は、教科や授業の指導だけではなく、生徒の家庭や学校での行動や発言の日常的な観察を素にして、注意深く行っていく必要がある。そのような生徒の理解と生活指導の知識とスキルを学ぶ。 | |
11 | 第11回 | ワークショップ1ワークショップの概要と留意点及びブレインストーミング | ワークショップとは何かを説明したうえで個人でアイデアをできるだけたくさん出す手法であるブレインストーミング等を行う。 | |
12 | 第12回 | ワークショップ2アクティビティ | 参画学習におけるアクティビティ、KJ法を活用しながらグループ活動を行う。 | |
13 | 第13回 | ワークショップ3シェアリング | 各グーループで活動の発表を行い、参画型学習における気づき、共有、改善案等を行う。 | |
14 | 第14回 | 最終テスト | 教職に関する内容について授業を踏まえたテストほ実施する。 |
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15 | 第15回 | 試験のフィードバック、まとめ | テストのフィードバック、総括を実施する。 |