科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
生徒・進路指導論/生徒指導論(資格)/Student Guidance |
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授業コード /Class Code |
G000134003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木4(後期)/THU4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
山内 乾史/YAMANOUCHI KENSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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山内 乾史/YAMANOUCHI KENSHI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
本授業は対面で行われます。毎回授業を行った後に課題を出しますので、ミニッツペーパーに回答していただきます。学期末に論述式の試験を行います。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
生徒指導は、現実社会で暮らす生徒の生活を踏まえながら、学校において生徒の人格を尊重し、個性を伸ばし、社会で生きるために必要な資質と能力を育てる教育的取り組みである。本講義は、生徒指導を行うために必要な教師としての知識と理解を深め、実践的なスキルの習得を目的とする。受講者は、自らの学校体験を振り返り、学校における人間関係の問題や現実に生じている教育問題について考えながら、教員としての立場でどのようにしてその問題解決を図ることができるか、そのための多様な制度的工夫、教育的工夫を学んでもらいたい。本講義によって、本学のDPに掲げられた教員としての専門知識とスキル、協働して活動できる社会的態度の形成を目指す。担当教員は、国立教育政策研究所にての20年以上の教育実践と理論研究に関する実務経験を生かし、教員に関する理論的・実証的な研究成果を本講義に反映させていく。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本講義の学習により、(1)学校における生徒指導の目的と原理を理解できる。(2)生徒指導の具体的な指導法を理解し、実践できる。(3)子どもの人権を尊重するとともに、その発達や問題を理解し、考察できる。(4)進路指導を含む生徒指導上で必要な知識と力量を高めることができる。(5)教育問題への多様な視点を学び、自主的、自律的に問題に対応する力を持つことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
生徒指導、進路指導、進学指導、キャリア教育、子どもの人権、合理的配慮、いじめ、不登校、人間関係 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で実施します。ほぼ毎回、授業で映像等を使用し、内容を概説したのちに、課題に対する回答や自分の意見や質問などをミニッツペーパーにおいて記述していただきます。次の時間にその質問について解説します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
指定テキストは必ず用意してください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業後に、指定テキストの指定された章を読み、自分の言葉でまとめる(30分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、出席カードをかねたミニッツペーパーに授業で出された課題への回答及び、自分の意見、質問を書いて提出していただきます。提出された回答については、次回授業時に講評を述べます。質問については可能な限り、次回の時間において解説します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業最終回に行う「学力の確認=論述式試験」と、毎回の授業後に作成するミニッツペーパーをもとに総合的に評価します。「学力の確認=論述式試験」は70%で、テキストのみ持ち込み可で行います。 |
テキスト /Required Texts |
春日井敏之・山岡雅博編『生徒指導・進路指導(新しい教職教育講座 教職教育編11)』ミネルヴァ書房、2019年 |
参考図書 /Reference Books |
文部科学省『生徒指導提要(改訂版)』 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 生徒指導、生活指導の歴史と変遷 | ガイダンスと共に、教育課程における生徒指導 集団指導と個別指導 各教科別の生徒指導などについての講義を行う。 | |
2 | 第2回 | 現代の社会・家庭と子どもの生きづらさ | いじめ、不登校問題を中心に現代の社会における子どもたちの生きづらさについて考える | |
3 | 第3回 | 子どもたちの発達課題と生徒指導 | 児童期、青年期の心理と発達の課題 等の講義と学習 | |
4 | 第4回 | 子ども理解と教師の指導・支援 | 生徒指導の方針、共通理解、組織的指導、教育相談、指導計画の作成と教員研修 について学ぶ | |
5 | 第5回 | チームで対応する生徒指導 | 全体指導と個別指導、チームによる指導、生活習慣の確立、問題行動の発見、リスク管理について学ぶ | |
6 | 第6回 | 人格の形成と生活指導・生徒指導 | 生徒指導と進路指導は、生徒の生活指導と深い関係を持ち、特に生徒の自律性や自立性と深く関わっている。では、子どもたちが自律性と自立性を育てるには、どのような指導が必要かを考える。 | |
7 | 第7回 | 進路指導・キャリア教育の歴史と変遷 | 進路指導、進学指導は、生涯にわたるキャリアという視点から、キャリア教育の概念の中で考察されるようになってきた。まずはその基礎知識を学ぶ | |
8 | 第8回 | 児童生徒の自己形成と進路指導・キャリア教育 | 地域と家庭の教育との連携、社会的リテラシーの育成、体験学習について学ぶ | |
9 | 第9回 | 「いじめ・暴力行為」の指導・支援 | 暴力問題、いじめ問題を中心に学ぶ | |
10 | 第10回 | 「不登校・ひきこもり」の指導・支援 | 不登校、中途退学問題を中心に学ぶ | |
11 | 第11回 | 「発達障害とその周辺の子ども」の指導・支援 | 発達障害児の学べる学校と統合教育や合理的配慮について学ぶ | |
12 | 第12回 | 「グローバル化の進行と子どもたち」の指導・支援 | 高校生の進路問題、進学問題とともに、ボランティア学習の課題を考える。 | |
13 | 第13回 | 「ケータイ・スマホ・ネット問題」の指導・支援 | SNSの問題等について考える | |
14 | 第14回 | 校則について | 校則の運用、懲戒と体罰、保護育成法令等について学ぶ | |
15 | 第15回 | まとめ・学力の確認 | まとめを行うと同時に、学力の確認を行う。 |