科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
生徒・進路指導論/生徒指導論 (資格)/Student Guidance |
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授業コード /Class Code |
G000134001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
土1(前期)/SAT1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松井 典夫/MATSUI NORIO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松井 典夫/MATSUI NORIO | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面形式 講義・ディスカッション |
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授業の目的 /Class Purpose |
生徒指導は、児童・生徒の人間形成において重要な役割を担っている。とくにVUCAの時代と称される中、我が国が抱える教育課題(学校の安全、いじめ、不登校、子どもの自殺など)について、教育に携わる上で深い理解と実践的能力が必要不可欠である。 本講義では以上のことを踏まえ、生徒指導・進路指導について現代的教育課題を取り扱い、学校教育における広く深い知識理解の習得と、ディスカッションを中心とした思考・判断・表現を実践的に行うことができる能力の形成を目的とする。 なお、この科目の担当者は学校現場(公立、国立)の実践および指導を経験した実務経験のある教員であり、現場での実践に向けて必要な知識・態度や実践事例を受講できる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本講義の学習により、①学校における生徒指導の目的と原理を理解する。②生徒指導の具体的な指導を実践できるように理解する。③子どもの人権を尊重し、その発達や問題を理解・考察できる。④進路指導論を含む生徒指導上必要な知識を身に付ける。⑤多様な視点から教育問題とらえ主体的に問題に対応する力を養う。 |
授業のキーワード /Keywords |
生徒指導、進路指導、キャリア教育、学校・子どもの安全、子どもの人権、いじめ、不登校 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的には講義を主とするが、講義の内容に応じて事例を導入し、デスカッションを行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
生生徒指導の学習は、現実に生じている多様な教育問題への関心を持つことが最も重要であり、それぞれの教育問題について、自分が教師であればどう考えどう対処するか、そのためにはどんな知識やスキルが必要かを常に考えるようにしていただきたい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
テーマにかかわる新聞記事や文献を探し、読むこと。最終レポートに向けて自分の関心をまとめておくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回ミニレポートの提出をもとめる。(講義時間内に書いてもらいます。15分程度) レポートはコメントを加えフィードバックするので、最終レポート作成に活かしてください。 最終レポートはA4版2枚程度を求める。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
最終レポート(40%) 毎時間講義時のミニレポートの記載内容(60%)で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
講師作成の資料 |
参考図書 /Reference Books |
文部科学省『生徒指導提要』・ 松井典夫『どうすればこどものいのちは守れるのかー事件・災害の教訓に学ぶ学校安全と安全教育』ミネルヴァ書房 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | イントロダクション | 自己紹介を兼ねて学校危機における体験について講義し、学校・子どもの安全(命)と生徒指導について考える。 | |
2 | 2 | 生徒指導の本質 | 学校安全における教師の役割、子どもの命について、実際の学校危機場面から考える。 | |
3 | 3 | 教育と生徒指導の視野 | 発展途上国における体験的学習の紹介から、教育への視野を広げ、生徒指導の本質について考える。 | |
4 | 4 | 生徒指導の基盤 | 「命の価値」について考え、ディスカッションすることによって生徒指導の基盤としての「命」について考える。 | |
5 | 5 | 生徒指導と教育課題 ① | いじめ問題について知り、考える。 | |
6 | 6 | 生徒指導と教育課題 ② | 不登校問題について知り、考える。 | |
7 | 7 | 生徒指導と教育課題 ③ | 子どもの自殺について知り、考える。 | |
8 | 8 | 生徒指導と教育課題 ④ | 校則と体罰について学び、考える。 | |
9 | 9 | 生徒指導と教育課題 ⑤ | 子どもの虐待と日本の社会について学び、考える。 | |
10 | 10 | 災害時における学校・教師の役割 | 東日本大震災における事例(大川小学校津波事故)から、学校、教師の役割について考ええる。 | |
11 | 11 | 生徒指導とカリキュラム① | 避難訓練の授業実践から命の教育について学び、考える。 | |
12 | 12 | 生徒指導とカリキュラム② | 一次救命処置におけるBJS教育について学び、命の教育について考える。 | |
13 | 13 | キャリア教育 | 生き方とターニングポイントについて考える。 | |
14 | 14 | 生徒指導・進路指導の実践 | いくつかのケースについて議論し、実践的に考える。 | |
15 | 15 | まとめ | 講義のまとめと最終レポート記述・提出 |