神戸学院大学

社会連携

社会防災学科の江田英里香准教授がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2018/12/18

貿易ゲームの説明する江田英里香准教授
貿易ゲームの説明する江田英里香准教授
足りない道具を求めて交渉する子どもたち
足りない道具を求めて交渉する子どもたち
マーケットで製品をお金に交換する子どもたち
マーケットで製品をお金に交換する子どもたち
世界銀行からハサミをもらい、製品が作れるようになったグループ
世界銀行からハサミをもらい、製品が作れるようになったグループ

 現代社会学部社会防災学科の江田英里香准教授は15日、KOBEこども大学「貿易ゲームで体験!~世界経済の仕組みと経済のグローバル化!~」を、グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで実施しました。

 この日は小学生とその保護者10組が参加。江田准教授が講師を務め、徳永佳那子さん、宮地勇太郎さん、北野悟さん(いずれも同学科3年次生)ら10人がアシスタントを務めました。
 今回行った貿易ゲームのルールは、机に置かれた封筒に入っている紙と道具を使い、紙を型に切った製品を “マーケット”で売り、お金を稼ぐこと。製品は必ず道具を使って、決められた大きさに切ることなどでした。
封筒の中身は紙が多いグループ、道具が多いグループなど偏りがあり、製品を作って稼ぐにはグループ間の交渉が不可欠です。
 途中、大量の高額な製品がマーケットに持ち込まれて価格変動が起こったり、道具がないグループの手伝いに世界銀行が現れたり、子どもたちは変化に戸惑いながらも知恵を絞って交渉を行いました。急いで作ったせいで製品の型が異なり落ち込む子や、大金を得て大喜びする子など、会場内は熱気に包まれました。

 最初に配られた封筒の中身の違いは世界の国々の違いを表し、道具は「技術」、紙は「資源」、途中で起きた価格変動は国際的な貿易の仕組みや協定の変化、グループ間で行った交渉は貿易や国際協力を表しています。
また、後半に道具がないグループの手伝いに現れた世界銀行は、発展途上国政府に対して支援する国際機関であることを説明。ゲームを通して、国毎の経済状況の違いを子どもたちに学んでもらいました。