神戸学院大学

国際交流

夏期語学研修 グリフィス大学

学生生活を変えた夏期短期研修

 大学2回生の夏休み1か月を利用して、オーストラリア、グリフィス大学での短期研修に参加しました。グリフィス大学は、クイーンズランド州最大の都市であるブリスベンとゴールドコーストに計5つのキャンパスを持つ大規模な公立大学です。留学生が総学生数の10%を占めており、国際ビジネスや観光学といったグローバルな分野も数多く開講されています。今回私たちは、GELI(Griffith English Language Institute)という英語圏外の学生専用の英語学習施設で過ごしました。

前半の2週間は、英語のテスト結果でレベル分けされたクラスへ通いました。ここでの授業は、初対面の学生とペアを組んで行うプレゼンがあったり、毎日大量の宿題が課されたりと予想以上にハードでしたが、自身の課題に気づく良い機会になったと思っています。中でもエッセイを書く授業では、「エッセイとは何か」といった基礎から、接続語の効果的な用法や単語のニュアンスの微妙な違いまでの幅広い範囲を学習し、新たな知識が多く得られました。また、私のクラスには、中国、インドネシア、コロンビア、ドバイなど多種多様な国からの留学生がいたので、授業や日常会話を通じて、それまで興味を持ったことがなかった国の文化も知ることができました。しかし同時に、お互い第一言語ではない英語を使ってのコミュニケーションの難しさも痛感し、「もっと語彙を増やしておけば色々な話題について話せたのに」という後悔の念も残りました。  研修の後半はメンバー全員での特別授業で、午前中にオーストラリアの文化や地理的な特徴、有名どころについて学習し、午後は現地の人に来ていただいて実際にそれらを体験するというものでした。特に、オーストラリアの先住民であるアボリジニーの男性から伝統的な技術を教わるワークショップはとても面白かったです。粘土や岩から作られた絵具を使ったボディペイントやユーカリの木でできたディジュリドゥという楽器の演奏の仕方、2本の木材から火種を作って火を起こす方法などを教わりました。午前の授業でも動画や写真を見たり説明を受けたりしていましたが、やはり実際に体験するのとでは大きく違っていたので、物事を五感で味わうことの重要性を再確認しました。  期間が短かったため、GELIでの学習によって英語力が著しく向上したとは感じられませんでしたが、自分に必要な知識に気付いたことで今後の学習計画を効率良く立てることができたと思います。

また、数々の良い出会いがあったことも今回の夏期研修に参加してよかったと思う理由の一つです。一緒に行った9人の仲間、引率してくださったミラー教授、ホストファミリー、GELIの先生方やクラスメイトなど、目標や夢に向かって努力していて、心から尊敬できる人々に出会えました。その中でも特に、1か月間のホームステイを受け入れてくださったホストファミリーには感謝してもしきれません。出発前は「ホームステイ先でうまくやっていけるだろうか」「この程度の語学力で会話ができるのか」といった不安ばかりだったのですが、ホストファミリーはあたたかく迎え入れてくれ、拙い英語でも意思疎通を図ることができました。日本とオーストラリアの政治や文化、時事問題について話したり、ファザーとマザーの仕事の話を聞いたりして、会話の中で多くを学びました。言いたいことがうまく表現できずもどかしい思いをする場面も多々ありましたが、恥を捨て、身振り手振りで伝えようとすることの大切さを知りました。

研修に参加する前は、特にやりたいこともなくマンネリ化しきった学生生活を送っていましたが、夏期研修を経て視野が広がり、保守的な考えを改めることができました。今は目標も見つかり、新しいことに挑戦しながら充実した日々を過ごしています。オーストラリアで学んだことを生かして、残り2年の学生生活をより良いものにしていきたいです。