科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
専門職心理演習Ⅲ(心理演習)/Seminar in Psychology for Profession Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
BC01021002 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
清水 寛之/SHIMIZU HIROYUKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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清水 寛之/SHIMIZU HIROYUKI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、心理学部心理学科の4年次生を対象に開講される専門教育科目である。公認心理師施行規則に定める科目でもある。本演習は、心理学部のDP1、DP5、DP6、DP7に関連している。本演習では、3年次生に提供された「専門職心理演習Ⅰ・Ⅱ」によって得られた、公認心理師として必要な基本的な知識と技能を基に、公認心理師に求められる資質,技能,価値,倫理,さらに自身の専門職になるための課題の把握等,公認心理師として現場で総合的に対応できる基礎的能力を修得することをねらいとする。実際にさまざまな臨床現場に実習に伺うにあたって事前に、実習施設やそこで働く心理専門職への理解を深め、4年次生に提供される「専門職心理実習Ⅰ・Ⅱ」での実習がより充実したものになるように努める。以下に掲げる事項について、演習形式での討論をはじめ、具体的な場面を想定したロールプレイや事例検討を行う。①心理に関する支援を要する者やその関係者に対する心理検査、心理面接、地域援助など。②上記の対象者の理解、ニーズの把握、支援計画の作成。③対象者の現実生活を視野に入れたチームアプローチ。④多職種連携及び地域連携。⑤公認心理師としての職業倫理と法的義務の理解。なお、本演習の担当者は、いずれも公認心理師であり、保健医療・教育・福祉・産業などの分野において実践経験があり、それらの経験を生かして授業を進める。 この科目の担当者は,公認心理師の資格を有し,十数年にわたって神戸市教育委員会による「通常学級におけるLD等の特別支援」事業に基づいて神戸市内小中学校に巡回相談の実務経験のある教員です。従って、実習においてはとくに学校現場での心理支援の実際の関わり方についても細かく言及しながら、より実践的な学びを目指します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 心理に関する支援を要する者やその関係者に対する心理検査・心理面接・地域援助に必要な知識及び技法を身につけ、使うことができる。 2. 上記の対象者の理解・ニーズの把握及び支援計画の作成に必要な技能を身につける。 3. チームアプローチと地域連携について理解し、そのために必要な技能を身につける。 |
授業のキーワード /Keywords |
心理検査、心理面接、地域援助、コミュニケーション、チームアプローチ |
授業の進め方 /Method of Instruction |
演習形式で進める。 授業計画については、「専門職心理実習Ⅰ・Ⅱ」の実習内容によって第3~14回は、適宜、順序の入れ替えや演習テーマの若干の変更を行うことがある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
「専門職心理演習Ⅰ」と「専門職心理演習Ⅱ」の単位を修得していること。 「専門職心理実習Ⅰ」と「専門職心理実習Ⅱ」の履修登録を行うこと。 「神戸学院大学心理学部学外実習マニュアル」を熟読のうえ授業に臨むこと。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業時間外において,おおよそ1時間程度で以下の授業準備をすること。事前に実習施設のホームページその他を検索し、実習に関する個別的な公開情報を入手し、基本的な理解を図っておくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポートの作成を求める。具体的な内容は授業で伝える。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績評価は100%レポート提出のみによって⾏い、2/3以上の出席参加すなわちレポート提出の回答提出をもって評価対象とします。評価は合格の回数を全回数で割り100倍した値を成績とします。合格の回数に関する問い合わせには⼀切答えられませんので⾃⾝で必ず記録しておいてください。 ただし、「公認⽋席届」を提出した場合は、⽋席⽇を回答提出期間に含む回のレポート提出は期限後にも認めますので担当教員に連絡してください。 |
テキスト /Required Texts |
「神戸学院大学心理学部学外実習マニュアル」 |
参考図書 /Reference Books |
授業中に指示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の全体の構成、また各回の進め方について説明する。 | |
2 | 第2回 | 公認心理師の職責と心理支援 | これまでに本学心理学部で受けた心理学教育の内容をふりかえりながら、さまざまな臨床現場で活躍する心理専門職の役割を捉え、その成り立ちと職責について討議する。公認心理師が行なう心理支援とはどのような活動なのかについてを再認識し、その活動に必要な知識と技能を、現場実習につなげるための実践的な観点から整理する。 | |
3 | 第3回 | 学外実習の諸要件 | 「公認心理師受験資格」を得るために学部においては学外施設における見学などによる80時間以上の実習を行う必要があること、実習は厚生労働省が定める実習指定施設・機関において行わなければならないこと、公認心理師の主要5分野である保健医療,福祉,教育,司法・犯罪,産業・労働の5分野のうち保健医療分野を含む,複数分野の施設において実習することが望ましいとされていること、について理解しする。これらの諸要件についての意味を「学外実習マニュアル」を参考に討議する。 | |
4 | 第4回 | 保健医療分野での学外実習のありかた1 | 「学外実習マニュアル」をもとに、保健医療分野での実習の枠組における問診と身体所見の役割について討議し、理解を深める。 | |
5 | 第5回 | 保健医療分野での学外実習のありかた2 | 「学外実習マニュアル」をもとに、保健医療分野での実習における神経学的所見の役割について討議し、理解を深める。 | |
6 | 第6回 | 多職種連携について学ぶ1 | 精神保健福祉士、言語聴覚士、作業療法士の仕事内容を学び、心理職との連携について考える。 | |
7 | 第7回 | 保健医療分野での学外実習のありかた3 |
「学外実習マニュアル」をもとに、保健医療分野での実習における神経心理学的所見の役割について討議し、理解を深める。 | |
8 | 第8回 | 保健医療分野での学外実習のありかた4 | 「学外実習マニュアル」をもとに、保健医療分野での実習における心理検査の役割について討議し、理解を深める。 | |
9 | 第9回 | 多職種連携について学ぶ2 | 精神保健福祉士、言語聴覚士、作業療法士の仕事内容を学び、心理職との連携について考える。 | |
10 | 第10回 | 保健医療分野での学外実習のありかた5 | 「学外実習マニュアル」をもとに、保健医療分野での実習における心理面接の役割について討議し、理解を深める。 | |
11 | 第11回 | 多職種連携について学ぶ3 | 精神保健福祉士、言語聴覚士、作業療法士の仕事内容を学び、心理職との連携について考える。 | |
12 | 第12回 | 保健医療分野での学外実習のありかた6 | 「学外実習マニュアル」をもとに、保健医療分野での実習における感染症対策の役割について討議し、理解を深める。 | |
13 | 第13回 | 司法・法務・警察および産業・労働に関する分野の学外実習のありかた | 「学外実習マニュアル」をもとに、司法・法務・警察および産業・労働に関する分野の学外実習の活動内容について、具体的な実習施設の特徴に関連して討議し、理解を深める。 | |
14 | 第14回 | 教育および福祉に関する分野の学外実習のありかた | 「学外実習マニュアル」をもとに、教育および福祉に関する分野の学外実習の活動内容について、具体的な実習施設の特徴に関連して討議し、理解を深める。 | |
15 | 第15回 | 授業のふりかえり | 今までの授業のふりかえりと総括を行う。 |