シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
グローバル社会論/Globalization
授業コード
/Class Code
BA00991001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSi010
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木3(前期)/THU3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
堀田 あゆみ/HOTTA AYUMI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
堀田 あゆみ/HOTTA AYUMI 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本授業では、「内陸アジアからみるグローバル化の諸現象」をテーマに、社会主義的近代化を経験した内陸アジア社会の視点からグローバル化を捉え直します。事例としてモンゴル国を取り上げ、政治体制や生業が異なる社会において、グローバル化の諸現象(旧西側諸国への出稼ぎ労働、カシミアの国際市場との接合、鉱業・外食産業への外国企業の参入など)がどのように経験され、社会にどのような影響を与えているのかを考えます。本授業を通して、グローバル化を多角的に捉える視座を身につけることをめざします。
到 達 目 標
/Class Objectives
"①内陸アジアにおけるグローバル化の諸現象について理解し、その特徴を説明できる。
②グローバル化が諸社会にもたらす経験の多様性を理解し、自分の社会がおかれた状況を相対化して説明することができる。"
授業のキーワード
/Keywords
社会主義的近代化、市場経済化、モンゴル国、遊牧民、
授業の進め方
/Method of Instruction
授業ごとにレジュメを配布します。レジュメや資料は事前に各自でダウンロードまたは印刷しておいてください。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
レジュメや配布資料を読むほか、日ごろから興味・関心のあるテーマについて自身で資料や情報を集めておき、期末レポートの準備をしてください。(1~2時間程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
提出課題に対するフィードバックは授業中に行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中に実施する課題(30%) 期末レポート(70%)                       レポートは、授業内容の理解度と論理性(議論に一貫性があるか)、参照資料の適切な使用を基準に評価します。
テキスト
/Required Texts
特に使用しない。授業ごとにレジュメを配布する。
参考図書
/Reference Books
宇山智彦編著『中央アジアを知るための60章』(2003)明石書店、小長谷有紀・前川愛編著『現代モンゴルを知るための50章』(2014)明石書店                 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 内陸アジアとグローバル化
授業概要や評価方法について、また、この授業の目的や視座について説明します。
2 第2回 日本とモンゴル
授業で具体例として扱うモンゴル国について紹介します。
3 第3回 社会主義的近代化
内陸アジアの国々が経験した社会主義的近代化について説明します。
4 第4回 民主化と市場経済化
モンゴル国を事例に民主化・市場経済化について解説します。
5 第5回 チンギスハーンとナショナリズム
民主化・市場経済化が政治・経済システム以外にどのような影響を社会に及ぼしたのかについて考えます。
6 第6回 現代の遊牧
遊牧という生業の現状について紹介します。
7 第7回 カシミアと世界経済
世界経済との接合がモンゴル遊牧民の家畜経営や生態系に与えた影響について考えます。
8 第8回 物流と二重経済
遊牧民の暮らしにおける生業経済と市場経済の併存状況について物流から考えます。
9 第9回 物質文化の変容
遊牧民の物質文化とその変容がもたらす生活への影響を考えます。
10 第10回 遊牧民の情報文化
携帯電話の使用を事例に情報行動の変容について考えます。
11 第11回 自然災害と遊牧民
気候変動や経済活動の影響を受けて深刻化するゾド(寒雪害による家畜の大量死)について遊牧民の立場から考えます。
12 第12回 鉱山開発と環境汚染
モンゴル経済を牽引する鉱山開発が自然環境や遊牧民に与える影響を考えます。
13 第13回 都市の環境問題
都市化・定住化がもたらす廃棄物処理、大気汚染などの環境問題について考えます。
14 第14回 グローバル化と食文化変容①
モンゴル国の食文化の現状から変容過程を概観します。
15 第15回 グローバル化と食文化変容②
食文化変容の要因を明らかにし、グローバル化との関連について考えます。

科目一覧へ戻る