科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
住居学 【~19】/Living space design |
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授業コード /Class Code |
B703691001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(前期)/OTHERS(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
糟谷 佐紀/KASUYA SAKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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糟谷 佐紀/KASUYA SAKI | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
古田 恒輔/FURUTA TSUNESUKE | 作業療法学科/Occupational Therapy |
授業の方法 /Class Format |
講義(1~8回)と演習(9~15回) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、理学療法学科・作業療法学科のDP(知識・技能)(思考力・判断力)に関連する。 住宅に関する法整備から構造、現場で使われる専門的知識、安全面や機能面への配慮、環境要因など住宅に関する事項を解説し、生活障害に具体的に対応できるようになる。日常生活の基礎となる住宅環境を改善し、さらに心地よく居住し続けるための生活環境改善の一つとして住宅改造があることを理解できる。また、国家試験に出題される知識を習得する。さらに、建築士や建築関係専門職とのコミュニケーションに必要な専門用語を学び、建築物の改造や改修の「チームのまとめ役」をも担うことができる人材となる。 福祉住環境コーディネーター2級に合格するだけの知識を習得する。 本授業を担当する糟谷は、一級建築士の資格を有し、兵庫県福祉のまちづくり工学研究所(現・福祉のまちづくり研究所)にて、住宅改修案作成や実地訪問指導などを行ってきた。古田は、作業療法士として兵庫県立総合リハビリテーションセンターに勤務し、実務として住宅改修案作成や現地評価などを行ってきた。両名とも実務家教員である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・日本における住宅の法的な問題を理解することができる。 ・障がい者や高齢者の生活において生じる、住環境に関する問題をあげることができる。 ・上記の問題に対する解決策をいくつかあげることができる。 ・環境を左右するような福祉機器に関する知識(特性の理解や留意事項)を持つことができる。 ・福祉住環境コーディネーター2級に合格できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
住宅改修、家屋改造、福祉用具 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
履修希望者の時間割に応じて講義日時を設定する。希望者は、4月7日までに糟谷(下記に記載あり)まで連絡してくること。 前半の1回目は古田が、2~8回目は糟谷が担当し、指定したテキストを用いた講義を行う。 後半の9~15回は、古田・糟谷で担当し、具体的事例の改造案を作成する演習とする。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・講義中の私語、飲食、迷惑行為を禁ず。 ・20分以上の遅刻は、特別な事情のない限り、欠席とみなす。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
本授業の前後において60分程度の予習・復習の時間をとることが望ましい。 前半の講義終了後は、検討事例の対象者に導入される福祉用具などの性能を事前に調べておく必要がある。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
必要に応じて講義内で指示する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の授業終了後の小テストの結果30%、定期試験の結果70%で評価する。 さらに、東京商工会議所が主催する福祉住環境コーディネーター2級(オンライン受講)を受験したものは、その結果を成績に加算する。試験はオンライン受験であり、各自で申込むこと。受験期間:2024年7月12日(金)~8月1日(木)、申込期間:2024年6月7日(金)10:00~6月18日(火) 18:00 |
テキスト /Required Texts |
「福祉住環境コーディネーター2級の公式テキスト(改定6版)」2022年発行 テキストは2~8回の講義にて使用する。 |
参考図書 /Reference Books |
「バリアフリーの生活環境論」医歯薬出版 「高齢者・障害者の住まいの改造と工夫」保険同人社 野村歓、橋本美芽著 「PT・OTのための住環境整備論」三輪書店 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション 住宅改修に関わるスタッフの役割(古田) |
住宅改修の意義、理学療法士・作業療法士が住宅改修を学び、果たす役割について学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 日本の住宅、法制度 | 日本の住宅の状況、木造住宅の特徴と課題を学ぶ。 住環境整備に関する法制度を学ぶ。 |
第1章 |
3 | 第3回 | 住環境整備の基本技術① | 段差解消、床材に関する住環境整備の必要性、方法について学ぶ。 | 第5章1節A、B |
4 | 第4回 | 住環境整備の基本技術② | 手すりに関する住環境整備の必要性、方法について学ぶ。 | 第5章1節C、D |
5 | 第5回 | 住環境整備の基本技術③ | 排泄に関する住環境整備の必要性、方法について学ぶ。 | 第5章2節C |
6 | 第6回 | 住環境整備の基本技術④ | 入浴に関する住環境整備の必要性、方法について学ぶ。 | 第5章2節D |
7 | 第7回 | 建築の基礎知識 | 図面の読み方、描き方のルールを学び、間取りを描く練習を行う(太めの鉛筆を持参)。 | 第5章補節 |
8 | 第8回 | 社会環境整備 | 街のなかのバリフリーデザイン、ユニバーサルデザイン、交通環境などを学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 演習:事例提示 | ビデオによる事例提示と、住環境における問題点を把握する。 | |
10 | 第10回 | 演習:導入される福祉用具の体験① | 導入される福祉用具を体験しながら、改造提案の検討を行う。 | |
11 | 第11回 | 演習:導入される福祉用具の体験② | 導入される福祉用具を体験しながら、改造提案の検討を行う。 | |
12 | 第12回 | 演習:住環境整備の検討① | グループワーク 住環境整備のプランニング① | |
13 | 第13回 | 演習:住環境整備の検討② | グループワーク 住環境整備のプランニング② | |
14 | 第14回 | 演習:住環境整備の検討③ | グループワーク 住環境整備のプランニング③ | |
15 | 第15回 | 発表:住環境整備のプランニング | 住環境整備のプランニングを各グループから発表する。 |