科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
法学/Law |
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授業コード /Class Code |
B700471001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
ROTa207/RSRa205 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(後期)/TUE5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
市原 尚子/ICHIHARA NAOKO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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市原 尚子/ICHIHARA NAOKO | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
<目的>この講義は、学部DP1とDP3に掲げる現代社会に生きる社会人としての人格形成に努め、地域社会、企業等について、生活上の困難を抱えた人に対応するすることを目指しています。さらに、総合リハビリテーション学部の学生が法律学を学ぶ意義について理解する。1.日常生活における法の作用と役割について理解する。2.それぞれの法分野(憲法・民法・行政法・労働法・社会保障法等)の基礎を理解する。3.法分野における具体的事例を提示し法的なものの考え方を身につけることを目的とする。 この科目の担当者は、大手損害保険会社、生命保険・損害保険代理店での12年間の勤務経験、地方公共団体において、就労・学習困難者に対する就労支援相談、学習支援相談の従事経験、人材教育、損害保険商品教育、ファイナンシャルプランニング(FP)、キャリアカウンセリングの実務経験のある教員である。従って、必要に応じて、具体的事例を交え、より分かりやすく『法学』を指導したい。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.学生が医療、福祉分野に従事する専門職に卒後従事する事を想定した上で、さらに幅広い分野において法律学を活用できる。 2.新聞等の主要な話題について関心をもち、自らの考え方を示すと共に、他者の見解とのの相違点を見出すことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
生活者視点、法的思考、人権感覚、多様性理解、就労支援、学習支援、職業リハビリテーション |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義中心の授業ではあるが、対話型の授業方式を重視し、受講生からの意見や問題点等について、自発的な発言を求める。また講義での進捗状況を見て、学生がこれから社会に出て最も必要とされるコミュニケーション能力を高めるために、発表も適宜取り入れる。特に発表や、質疑応答等を通して実践的に『法学』を指導していきたい。 なお、授業の終了後に、簡単な振り返りレポートの作成・提出を課する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
受講生は積極的に講義に参加し、将来を見据えた基本的社会マナー(室内脱帽する、講義中の携帯電話の使用禁止、無断離席禁止等)を身につけるともに、講義中の質疑応答及び復習発表に対して積極的な参加、つまり相手の話を聴き、自分の意見を相手に伝えられることができるよう希望する。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
日常生活における身近な法律問題を常に意識して、考え、行動することを心掛けて頂きたい。 事前学習として、60分程度、時事問題に関する新聞記事等を良く読んでおくこと。 講義終了後は配布資料等の内容を再確認し、60分の事後学習を行うこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業中に復習として前回学習した内容に関する復習発表を随時実施する。また、授業の内容に関する小レポート提出を出席を兼ねて毎回実施する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回授業の内容に関する振り返り小レポート提出を出席を兼ねて実施し、その内容をもって100%評価する。 詳しくは第1回講義内で説明する。 尚、遅刻については3回で1回分の欠席扱いとする。 |
テキスト /Required Texts |
特に指定しない。毎回講義資料を配付するのでファイル等に纏めておくこと。 |
参考図書 /Reference Books |
吉田利宏『元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術』(ダイヤモンド社)(2020年9月改訂第3版)(1,800円+税) 広井良典『日本の社会保障』(岩波書店)(2004年4月第10刷)(740円+税)他柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』(1)~(5)(小学館)(2014~2017年)(各693円+税) P.Fドラッカー『われわれはいかに働き どう生きるべきか』(ダイヤモンド社)(2017年3月出版)(1,300円∔税) その他講義内で指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 法とリハビリ等医療関連行為との関わりについて理解する。 | |
2 | 第2回 | 大学で法律学をいかに学ぶか(1) | これまで受けてきた学校教育と大学教育の違いについて考え、法律学を学ぶ視点を自覚することを考え理解を深めることができる。 | |
3 | 第3回 | 大学で法律学をいかに学ぶか(2) | 日常生活における身近な法律問題を考え理解を深めることができる。 | |
4 | 第4回 | 私たちと法のかかわり | 法とは何か。人の一生と法律問題を考え理解を深めることができる。 | |
5 | 第5回 | 憲法(1)憲法が定める人権 | 自由権と社会権、幸福追求権について考え理解を深めることができる | |
6 | 第6回 | 憲法(2)人権を制限する「公共の福祉」及び「表現の自由」 | 人権を制限する「公共の福祉」及び「表現の自由」について考え理解を深めることができる。 | |
7 | 第7回 | 家庭生活と法(民法1) | 出生から親子関係・結婚・相続までの法律問題を考え理解を深めることができる。 | |
8 | 第8回 | 消費者と法(民法2) | 契約の基本原理と消費者に関する法律問題を考え理解を深めることができる。 | |
9 | 第9回 | 犯罪と刑罰(刑法) | 日常生活でおこる裁判事例を考え理解を深めることができる。 | |
10 | 第10回 | 労働と生活の保障 | 労働者の権利と生活保障に関する法律問題を考え理解を深めるができる。 | |
11 | 第11回 | 具体的事例検討(1) グループディスカッション |
就労困難者の支援方策について、具体的事例を検討、理解を深めることができる(1) | |
12 | 第12回 | 具体的事例検討(2) グループディスカッション |
就労困難者の支援方策について、具体的事例を検討、理解を深めることができる(2) | |
13 | 第13回 | 具体的事例検討(3) グループディスカッション |
生活困窮者の支援方策について、具体的事例を検討、理解を深めることができる(1) | |
14 | 第14回 | 具体的事例検討(4) グループディスカッション |
生活困窮者の支援方策について、具体的事例を検討、理解を深めることができる(2) | |
15 | 第15回 | 総合リハビリテーションとしての法律学まとめ | 全体のまとめ |